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【ラウェイ】GRAND王者ルクク・ダリ、過激格闘技の”英雄”超えのため勝利の誓い

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2019/02/06(水)UP

現在8連勝中のルクク・ダリが、”英雄”超えのため負けられない試合

 2月27日(水)東京・後楽園ホールにて開催される“地上で最も過激な格闘技”ラウェイの日本大会『LETHWEI IN JAPAN ~一千年の力~』。その出場選手たちのコメントが主催者を通じて届いた。

 ラウェイは、手にグローブではなくバンテージのみを着用し、パンチ、キック、ヒジ打ち、ヒザ蹴りに加え、頭突きや投げ技、立ったままの関節技、さらには故意と見なされなければ金的攻撃も反則にならない過酷なルールで行われているミャンマーの伝統的な格闘技。判定決着はなく試合時間内にKOで決着がつかない場合は全て引き分けとなる。

2016年7月の巌流島では、1Rわずか2分でトゥントゥンミンを破っているダリ

 昨年12月に、MMA(総合格闘技)団体の「GRACHAN」と「GLADIATOR」が認定する新タイトル「GRAND」ウェルター級王者となったルクク・ダリ(コンゴ/Honey trap)が今大会に参戦。
 相手は2018年ISKAマレーシア・ミドル級王者のカイ・チー(マレーシア)だ。

 ダリは日本を拠点にMMA(総合格闘技)ファイターとして活躍。幼い頃から柔道を習い、アフリカ・ジュニア王者になったほか、コンゴ代表にも選ばれた実績を持つ。16年7月には巌流島に参戦し、“ミャンマーの英雄”トゥントゥンミンを1Rパウンドで撃破した。

家族や祖国を背負って戦う

 MMAと平行してラウェイにも参戦し続けるダリは、18年ミャンマーで行われた本場大会でトゥントゥンミンとラウェイルールで再戦。結果はドローに終わった。

 ダリは「ラウェイの奥深さを理解しました。ドローという結果でしたが、初めて本場に出向いて英雄とドローになった事も自信となりました」と手応えを掴んだ様子。

「そして日本へ戻りMMAで、チャンピオンになる事が出来ました。昨年からバージョンアップした私はヤンゴンに忘れ物を取りに行かなくてはなりません」と、改めてトゥントゥンミンと決着を着けたいと語る。

両者とも失神し記憶になりドローの表彰台に立つ渡慶次(右)。常に激闘を展開する

 今回の戦いに向け「その為にも今回マレーシアの偉大なチャンピオンを乗り越えなければいけません。私もコンゴ民主共和国という祖国、そして家族と暮らすこの日本を背負って戦います。戦いは終わった時に強い方が立っているというのは万国共通です。最後に立っているのは私1人でしょう」と、祖国や日本を背負って勝利すると誓った。

 また、メインイベントでシャン・コー(ミャンマー)と対戦する渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)は「ラウェイファイターにとって大切なこととは、タイトルを獲ることや単なる試合の結果だけでは無く、地上最も過激なルールに誇りを持ち、”闘う心”をお客様をはじめとしてラウェイに関わる全ての皆様に示し続けることだと思います」と勝敗を超えた闘う心を見せるとコメントした。

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●編集部オススメ

・「GRAND」新王者となったダリ

・巌流島ルールではトゥントゥンミンを秒殺したダリ

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