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【NKB】村田裕俊がトーナメント優勝で引退の花道飾る、蛇鬼がウェルター級新王者に

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2020/10/11(日)UP

稲葉裕哉(左)に大差を付けて判定勝ちした蛇鬼将矢(右)が新王者に

NKB日本キックボクシング連盟
『NKB 2020 交戦シリーズvol.5』(2ページ目)
2020年10月10日(土)東京・後楽園ホール

▼ダブルメインイベント(第7試合) NKBウェルター級王座決定トーナメント決勝戦 3分5R延長1R
〇蛇鬼将矢(テツジム/NKBウェルター級4位)
判定3-0 ※49‐47、50‐47、50‐46
●稲葉裕哉(大塚道場/NKBウェルター級2位)
※蛇鬼が第15代王者に

飛びヒザでダウンを奪った蛇鬼(左)

 今年2月にスタートしたNKBウェルター級王座決定トーナメントの決勝戦。稲葉はタフネスと前進するスタイルを武器に、デビュー10周年の節目となった今年、王座奪取のチャンスを獲得。1回戦は笹谷淳と延長までもつれ込む大接戦となり、2-1の判定をものにして決勝に進んだ。
 一方の蛇鬼は豪快なハードパンチで、1回戦のSEIITSU戦をわずか1R 1分1秒KOで制した。

 1R、右ローをこつこつ当てる稲葉に対し、蛇鬼はトリッキーな動きを見せながら強打を振るう。時折挑発気味のムーブも見せながら攻撃を当て、稲葉を揺さぶった。

 2R、圧力をかける稲葉に、蛇鬼は下がりながらもカウンター狙い。3Rには蛇鬼が打ち合いを呼び込み、稲葉がパンチで前に出てきたところに飛びヒザを合わせてダウンを奪う。4Rには蛇鬼がヒジでカットにも成功。後のない稲葉は5Rに反撃に出るも、蛇鬼は避けてはパンチを当ててリードしたまま。判定勝利し、新王者に輝いた蛇鬼はRIZIN出場をアピールした。


野村怜央(左)から2度のダウンを奪って判定勝ちした髙橋聖人(右)

▼セミファイナル(第6試合) ライト級 3分3R
〇髙橋聖人(真門ジム/元NKBフェザー級王者、NKBライト級2位)
判定3-0 ※三者とも30-25
●野村怜央(TEAM KOK/NKBライト級3位)

 髙橋は長兄・一眞、次兄・亮に続く、“髙橋三兄弟の最終兵器”と称される逸材。18年6月にはひろあきを下し、後に次兄・亮へバトンを渡すNKBフェザー級王座を獲得。返上後はライト級に階級を上げ、現在は同級2位に位置づけている。
 約10ヶ月振りとなる試合で、同級3位・野村とのランカー対決に挑む。

 1R、右ローと左ミドルで主導権を握る髙橋は終盤に右ハイを当てて野村をぐらつかせる。

 2Rには右のカーフキックも効かせて優位に立つ髙橋が組んでのヒザ、左ボディブローで追い込み、終盤には右ストレートでダウンを奪う。

 3Rもカーフキックで優位に立つ髙橋が右ストレートでダウンを追加し、大差をつけて判定勝ちした。

▶次ページはCAZ JANJIRAvs笹谷 淳ほか

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