【RIZIN】京口紘人が分析、那須川天心のスピードと皇治をKOできなかった理由
WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(26=ワタナベ)が、自身のYouTubeチャンネルで、先月行われた『RIZIN.24』の那須川天心(22/RISE世界フェザー級王者、元RISEバンタム級王者)vs皇治(31/元ISKA[K-1ルール]世界ライト級王者、元HEAT キックボクシング ライト級王者)の一戦を試合から10日経った昨日7日、自身のYouTubeで振り返り評した。
那須川vs皇治は、格闘技ファンを盛り上げたカードとなり、終始スピードで圧倒し続けた那須川がフルマークの判定で勝利した。
京口が、試合を見て感じたのは、那須川の圧倒的なスピードだ。「皇治選手のイメージ通りにはできなかった試合で、思った以上のスピードだと思うんですよね」と、皇治は那須川のスピードに驚いたであろうと話す。
皇治は、-60kgで戦ってきた選手のため、ベスト階級が-55kgの那須川との階級差がどのように試合に出るのか注目されていた。京口が言うのは那須川の軽量級のスピードだ。軽量級の中でも抜群に早いスピードを持つ那須川の攻撃が-60kgの皇治は味わったことのない異次元の世界だったと語った。
「軽量級でも、速いって思うスピードですよ。皇治選手が戦ってきた人たちのスピードに比べたら、スポーツカーと軽自動車くらいの違いはありますよ。時間軸が違う」と評した。さらに今回の京口のYouTubeのタイトル通り「10回戦っても10回天心が勝つ」と京口の理論で語っている。
さらに那須川が、打たれ強い皇治をKOできなかったことについて言及。京口は「1Rの途中から、皇治選手がプレッシャーをかけられていて、待ちでカウンター狙いの戦法になっていた。天心選手が(攻撃の)モーションに入った時に、ガードをして絶対貰ってはいけないという戦い方なんですよ。守りに徹した中で、カウンター狙いに変えた」と。
そうなった場合、京口は倒すことの難しさを指摘した。ファンの間では那須川にKO勝利の期待がありながら倒せなかった那須川を責める声もあるだろうが、自身の経験からも難しいと語る。
「相手から来られたら、(カウンターを)合わせればいいのですが、それもなかなか無い中で倒すっていうのは…。倒されるリスク負ってでも、打ち合いに来てもらった方が倒せるんですよ。階級差もある中でデフェンシブな戦い方をされると難しい」と語った。
皇治の防御中心の戦い方に加え、今回の試合は那須川はベストの55kgより3.5kg重い58.5kgのキャッチウェイトの試合で、更にボクシングの階級制では3階級上(60kg)で普段戦う皇治を倒すのは難しいと分析した。さらに京口も認める皇治の打たれ強さと、打たれても立ち向かっていく根性の強さも倒し難いところだろう。那須川も試合後に皇治のことを「打たれ強い」と評価している。
皇治も試合後に自身のYouTubeで「手を出したい。でも無駄に出したらカウンターが飛んでくるから、無駄に手を出さないがテーマやったけど、無駄に手を出さなさすぎた。そこが後悔しているところ」と警戒しすぎたことを語っている。
今後、10戦もしないうちに那須川はボクシングの道へ行くと言われるが、皇治の次のはあるのか気になるところ。京口のYouTubeでは、那須川のボクシングに転向した後の可能性や、皇治が次にRIZINで対戦する相手の予想までも語っている。
▼京口紘人が自身のYouTubeチャンネルで那須川vs皇治について語る
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