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【空手】五輪後初の国際大会で女子形・尾野真歩が初優勝

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2021/09/07(火)UP

国際大会初優勝を決め、記念撮影に応じる尾野真歩

 93日~6日、エジプト・カイロにてオリンピック後初の国際大会であるWKF(世界空手連盟)プレミアリーグが開催され、45カ国、218人が競った。
 
女子個人形では日本から出場した尾野真歩(おの・まほ/22=キッコーマン/世界ランク21位)が優勝、国際大会では初優勝となった。
 尾野は今年3月に慶應大学を卒業しキッコーマンに入社したばかりの選手、五輪後の日本空手界にとって幸先のいいスタートとなった。

【フォト】尾野真歩、試合後の笑顔のショット4枚

 女子個人形は28人の参加となった今大会。19ヶ月ぶりのWKF国際大会参加となり「非常に緊張していた」と話した尾野選手は初戦一番目から登場しアーナンを演武。オリンピック出場選手もエントリーした中、マークした25.9点はその後も抜かれることなく2回戦へ。
 2回戦ではパープーレン(25.68)、準決勝のチャタンヤラクーシャンクー(26.54)とともに1位通過で決勝へ進んだ。
 決勝の相手はU21時代に世界3位となった実力者イタリアのテリーナ(ONOFRIO TERRYANA=世界ランク18位)。
 尾野はチバナノクーシャンクーを演武し26.26点とテリーナにおよそ1点の差をつけて優勝を決めた。

 尾野は「試合が無い時間が続いたので、一つ一つの技にじっくり取り組み、弱点だった下半身の強化に取り組んだ。準決勝では4人の審判にテクニカルで9点以上をつけてもらい、成果が出たと思う。温かく送り出してくださった職場の皆様に、心より感謝しております。」と約2年ぶりのメダル獲得となった喜びを語った。

 なお、男子個人形では阿部倖地(あべ・さきち/18=慶應義塾大学1年・世界ランク48位)がエントリーし、東京五輪銅メダリストのアリエル・トレス グティエレス(23=)などを破り、準優勝となった。

♢尾野真歩(おの・まほ)…1999年2月9日 東京都出身
2019年 全日本空手道選手権大会 3
日本大学鶴ヶ丘高等学校慶應大学卒業
キッコーマン株式会社所属

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