【極真・世界大会】ロシアのイエロメンコが西村界人を破って優勝!ベスト8はロシア勢が6人=男子
極真会館(松井館長)主催『第13回全世界空手道選手権大会』最終日が19日(日)、東京体育館にて行われ、男子は前回2位のイエロメンコ・アレクサンダー(ロシア)が全日本2連覇の西村界人(日本)にパワフルに攻め続け、延長戦3-0で勝利した。日本は連覇ならなかった。
ベスト8の日本人は、西村がただ一人残り、期待を一身に背負った。西村は元ラガーマンで全日本2連覇。188㎝、110㎏の巨体な体躯でロシア強豪たちを打ち破り、決勝の舞台に立った。
対するは前回世界大会で、決勝で上田幹雄に敗れ2位となったイエロメンコだ。
互いに軽快なステップを踏みつつ、正面から西村が前蹴り、ヒザででイエロメンコを吹っ飛ばす。一方のイエロメンコはローを執拗に狙う。
次第にイエロメンコが先手を取るようになり、西村の攻撃を外しつつ、インローをクリーンヒット。しかし西村もパンチヒザで前に出て対抗する。
判定は0-0で延長戦に。
延長ではイエロメンコは手数を増やし、序盤から先手を取る。
イエロメンコのミドルが良く入る。胸骨へ強烈なヒジ打ちも。
後半、イエロメンコのローキックにやや西村の動きが止まったか。反撃の西村はパンチローのラッシュで踊り込むが、イエロメンコは左右に回りながら的確にパンチローを入れ、前にも出る。
判定は3-0でイエロメンコに。攻勢を緩めず的確に打ち続けたイエロメンコが、昨年の借りを返し王座に就いた。
イエロメンコが壇上に上がると、大きな歓声、拍手が上がる。イエロメンコはガッツポーズをし、涙ぐんだ。
イエロメンコはマイクで、今回の勝因を「4年前の大会では決勝戦、延長戦で終わりました。少しだけ足りませんでした。そのことだけを4年間考え、稽古しました。それで今回は、最後の30秒に出すことが出来ました」と4年間、徹底的に稽古してきたことだと言う。
さらに「自分の夢を信じてください、信じられなくても、あなただけは自分の夢を最後まで信じてあげてください」とメッセージした。
【決勝戦 写真ギャラリー】イエロメンコの肘や強烈なローキックで西村の動きがやや止まる!互いに気合いで咆哮する瞬間も
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