【極真・世界大会】女子は佐藤七海がわずか3−2の僅差で世界初制覇!攻撃と防御のスキル活かし、ロシア勢打ち破る
極真会館(松井館長)主催『第13回全世界空手道選手権大会』最終日が19日(日)、東京体育館にて行われ、女子は前回(19年)準優勝の佐藤七海(日本)が、昨年全日本優勝の鵜沢菜南(日本)に、再延長3-2で勝利。佐藤は悲願の世界王座を手にした。
佐藤は打撃と防御技術をアップ。身長156cmながら決勝まで大型ロシア選手らの攻撃をうまくかわし自身の攻撃につなげてきた。
決勝戦、鵜沢は昨年の全日本決勝で対決し僅差で佐藤を下し日本一を手にしているが佐藤のリベンジなるか。
試合は互いにサウスポー。佐藤が、前脚での横蹴りを放つと、鵜沢も前脚の前蹴りで対抗する。
互いが打ち合いになると場内が沸く。ラストもノンストップのパンチローの激闘だ。
差が無く0-0で延長へ。
延長に入ると佐藤の前蹴りが良く入る。鵜沢はパンチローに専念するも、掴みの注意をもらってしまう。小柄な佐藤は受けからしっかり返し、体重を預けるように突きを繰り出せば、鵜沢はマシンガンのような連打で対抗する。
鵜沢に1本あがるも、またも引き分け。
ここで松井館長が審判団に集合をかけた。
I.K.O極真ルールでは、有効打と防御技術が同じ順位にある。試合規則には「ダメージが無いとしても、相手の技に反応せず不用意に受けるのは、マイナス要因になる。」と書かれているのだ。
松井館長はルールに沿って判断するようにと審判団に改めて指示を出した。
そして再延長、佐藤が先手を打って前蹴りからのパンチすると、鵜沢は下突き連打。しかし鵜沢が抱え込みで注意1、その後、さらに注意2も取られる。互いの打撃と防御が交錯し、判定は3-2で割れるも、佐藤が判定勝利。ベテラン・佐藤が悲願の世界王座を手にした。
佐藤はマイクで感謝の言葉を述べ「勝因は、強い気持ちで最後まで戦えた」ことと語る。
さらに「4年前の世界大会で引退を考えていたんですけど、優勝してから引退したいと思って、強い気持ちで稽古を続けた」と気持ちを切らさず、目標に向かったと語った。
決勝戦のギャラリー:互いに受けから防御に繋げた!激闘の決勝の模様
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