【KNOCK OUT】宮越慶二郎と重森陽太は両者譲らず痛み分け
キックスロード
「KNOCK OUT FIRST IMPACT」
2018年2月12日(日)東京・大田区総合体育館
▼第4試合 61.5kg契約 3分5R
△宮越慶二郎(28=拳粋会/WBCムエタイ・インターナショナル・ライト級王者)ドロー 判定1-1 ※49-48、49-49、48-49
△重森陽太(22=伊原道場稲城支部/第9代日本フェザー級王者)
宮越はNJKF所属で、ニンジャ・フットワークと言われる独特なステップと手数を武器に、国内ライト級トップクラスに君臨している。しかし現在はTKOでの連敗中で、2017年4月のKNOCK OUT初参戦でも森井洋介にKO負けを喫するなどスランプ中。
対する重森は長い手足から繰り出す強烈なキックと鋭いパンチを武器に、22歳にして新日本キックボクシングで2階級制覇を達成。KNOCK OUTには8月大会に初参戦してNKBフェザー級王者・村田裕俊にTKO勝ち、12月大会では18連勝(1引き分けを挟む)、4年間負けなしと圧倒的な強さを発揮していたマキ・ピンサヤームを僅差の判定で破った。現在7連勝中。
1R、重森が前蹴り、左ミドルで距離を作り、宮越が追っていく展開。重森の右ストレートがヒットするが、宮越も飛び込んでのパンチをヒットさせる。重森が左ハイとミドルを蹴って優勢のうちに終わるかと思われたが、終盤、宮越の左アッパーが重森のアゴを跳ね上げた。
2R、重森が左ミドルをしっかりと何発も当てて強いパンチにつなげば、宮越はインファイトを仕掛けて顔面とボディにパンチを打っていく。このラウンドも重森の蹴りが目立って優勢。
3R、重森の右ストレートに宮越が右ストレートを合わせてクリーンヒット。パンチとローのインファイトを仕掛ける宮越に、重森は左ミドルと前蹴りで一定の距離を保っていく。接近するとヒジ打ち。宮越のパンチが次第に当たり始め、やや優勢に。
4Rは重森もパンチを繰り出して右ストレートを命中させる。宮越はインファイトでアッパー&フックをヒットさせる。宮越の飛び込んでのパンチとローが重森を捉えるが、離れると重森の強烈な左ミドルが音を立ててさく裂。
5R、宮越の前進に合わせて足払いで2度転倒させる重森。その後も足払いで宮越の体制を崩し、パンチとヒジにつなげる。宮越は果敢にアタックしてパンチを放つが重森を捉えきれない。
しかしラスト30秒、宮越の右ヒジがクリーンヒット。重森がガクッと大きくバランスを崩し、宮越が襲い掛かるが重森はしがみついてピンチをしのぐ。
判定は三者三様のドロー。死力を尽くした両者に、場内から大きな拍手が沸き起こった。
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