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【ボクシング】佐々木尽、カウンターフックからの連打でTKO勝利!ウェルター級で「絶対強くなる」

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2022/04/22(金)UP

パンチ連打でKO勝利した佐々木(左)

大橋ボクシングジム
『PXB PHOENIX BATTLE 87』
2022年4月22日(金)東京・後楽園ホール

▼第5試合/8回戦 ウエルター級
○佐々木尽(20=八王子中屋)
TKO 5R 2分49秒 ※パンチ連打→レフェリーストップ
●マーカス・スミス(36=平仲)

 佐々木は、前スーパーライト級日本ユースチャンピオンで、12戦11勝(10KO)1敗(1KO) 、KO決着率91%と驚異の破壊力を持つ。昨年10月のWBOアジア・パシフィック、日本スーパーライト級王座決定戦では、前日計量で1.8kgと体重超過、平岡アンディに11回TKO負けを喫して初黒星。今回は階級を上げて、自身初となるウェルター級の試合に臨む。

 対するマーカスは、日本スーパーライト級2位で、こちらも9戦7勝(7KO)1敗1分と勝利した試合は全てKOのハードパンチャー。総合格闘技のミドル級で戦っていたこともあるファイターだ。

ボディを攻める佐々木

 1Rから、サウスポーのマーカスがサークリング。佐々木が右構えで、鋭い左ジャブを伸ばす。2R、佐々木がガードを固めて圧力をかけつつ、近距離での左右のボディ打ちを強打する。

 3R、マーカスは、左アッパーをガードの隙間からヒット。佐々木は鋭いボディフックを打つが、マーカスは「効いていない」とアピールする。しかし4R、佐々木が左ボディフックを数発ヒット、右フックへ繋いでマーカスを後退させる。

 5R、左ジャブを刺す佐々木は、積極的にワンツー、左フックを見舞う。マーカスは左右のボディフックを返すが、佐々木が強烈なボディブローをめり込ませ、鈍い音を響かせる。

 すると、マーカスの左アッパーに対して、佐々木がカウンターの左フックをクリーンヒット。ふらついたマーカスを、佐々木が右ストレートで追い込み、左右のボディ打ち、顔面、ボディへパンチを連打したところで、様子を見たレフェリーがストップした。

 佐々木は「前回、自分は犯してはいけないミスをしてしまった。ボクシングを辞めようと思って休んでいて、こんな僕に居場所を与えてくれた方々、みんなに僕の味方になってくれたことに感謝します」とコメント。

 今後については「ウェルター級では日本人は通用しないと言われているけど、フィジカルトレーニングをやっていない状態なので、レベルをこれから上げて、今の僕じゃ無理かもしれないですけど、絶対強くなります。期待してくれたら嬉しいです」とアピールした。

※全試合結果はこちら

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