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アマ全日本王者・大橋蓮、中国強豪に”滅多打ち”TKO勝利も「もっと強くならないと!」

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2025/06/19(木)UP

大橋(上)がTKO勝利

 6月19日(木)東京・大田区総合体育館で行われたプロボクシング[フェザー級8回戦]では、アマチュアで全日本選手権を制している大橋蓮(大橋)がラン・コウコク(中国)に5R 2分23秒、滅多打ちのTKO勝利を挙げた。

【フォト】大橋の長過ぎリーチでパンチを振り回す!TKOへ

 大橋は22年全日本選手権でライト級優勝し、最優秀選手を受賞。国体優勝と合わせて2冠を持つ。全日本の準決勝、決勝と連続して左ストレートでKO勝利。昨年6月にプロデビューすると、3戦3KO勝利と倒し屋ぶりを見せている。

 コウコクは13勝(9KO)8敗2分のOPBFランカー。

大橋の強打がヒット!

 試合は大橋が一回り大きく、リーチもかなり長い。
 サウスポーの大橋に、コウコクがガードを固めて詰める。大橋は上下のジャブからカウンターの左フック、アッパーで入れさせない。

 2Rは、大橋が右ジャブで牽制し続けながら、強烈な左ストレートを出し続ける。

 3Rになると、大橋がだらりとガードを下げ、ノシノシと歩くように出てゆき、左右の上下を叩き込み、まさにやりたい放題。4Rには右アッパーでコウコクがヒザを落とす場面も。コウコクは鼻血が出続ける。

大橋がTKO勝利した

 コウコクは次第に打たれっぱなしになり、5R、大橋がロープで滅多打ちにすると、レフェリーが試合を止めた。

 大橋はマイクで「全然だめだめでした。もっと早く仕留められると思ったんですけど、力不足でした」と肩を落とす。理由は「もっと手数、強弱、上下もっとやれたのに、倒すことに必死になって、顔だけしか狙えずダメだな」とストイックに語った。

 さらに「今のままだったら日本タイトルをやる阿部選手や大久選手には全然及ばないんで、もっと強くならないといけないと思います。次の試合はもっと強い大橋蓮を見せられるように頑張りたい」と、最後まで謙虚に語った。

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