【RISE】元王者・鈴木真彦が戸井田大輝に勝利！手に汗握る攻防制して再起

RISEクリエーション
『RISE WORLD SERIES 2025 YOKOHAMA』
2025年6月21日（土）神奈川・横浜BUNTAI

▼第6試合　-57kg契約　3分3R延長1R
〇鈴木真彦（TEAM 寿/バンタム級2位、第7代RISEバンタム級王者）
判定3-0　※30-28×3
●戸井田大輝（TOP LEAD GYM/フェザー級9位）

　鈴木は、第7代RISEバンタム級王者。長年55kgトップ戦線で活躍し、2022年の『THE MATCH』ではK-1王者・金子晃大に勝利するなど活躍。しかし23年12月に防衛戦で大﨑孔稀に敗れ王座陥落。昨年3月に金子にリベンジを許し連敗したが、12月にジェイミー・ゲイマンを秒殺KOで下した。しかし25年4月は大森隆之介に判定負けを喫している。

　戸井田はMA日本キックスーパーバンタム級王者の肩書を持ち、現在はRISEを主戦場に。前に出続ける激闘ファイターで、24年3月にはK-1に乗り込み、兼田将暉にKO負けも7月に宮崎就斗から勝利。25年4月は久津輪将充を下した。

　1R、鈴木は左の攻撃で牽制。さらに右カーフキックから左フックへつなげる。戸井田は鈴木の攻撃を見切りながら、右のパンチでカウンターを狙う。鈴木は左ジャブを差しながら右を打ち込むも、戸井田は反応。鈴木は右をテンプルとアゴへダブルで放つ。大きな差はないが、やや鈴木の積極的な姿勢が印象に残った。

　2R、鈴木はカーフキック。戸井田はワンツーで前へ出る。蹴り合いは互角。鈴木は左を強振。戸井田は右を強振も、鈴木は上体を振って流す。戸井田が前へ出ると鈴木はボディから顔面へパンチを打ち分ける。プレスをかける鈴木は、右のパンチの強打を打ち込んだ。ここも鈴木が優勢か。

　3R、鈴木のカーフキックに、戸井田はワンツーを合わせる。ともにカーフキックからパンチをつなげる動き。戸井田のジャブをかわす鈴木は、右でボディを叩く。コーナーへ追い込んだ鈴木はパンチをラッシュ。すると戸井田の左が入り、バランスを崩しそうになる鈴木。打ち合いになる両者は、最後まで足を止めてパンチを出し合った。判定は3-0で鈴木が勝利をものにした。

　勝利した鈴木は「今回は57kg契約で1階級上で試合をしました。それは戸井田選手が本物のファイターだからです。これからもカッコいい格闘家を見たかったら、鈴木真彦を見てください！」とアピールした。鈴木は上の階級で試合をすることになるのか、それともバンタム級で王座奪還を目指すのか気になるところだ。

※全試合結果はこちら

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