【RIZIN】山本アーセンを秒殺したケイプがマッコールに喧嘩を売る
12月29日(金)31日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017』の記者会見が10月16日(月)都内にて開催され、バンタム級トーナメント2nd ROUNDのトーナメント組み合わせ抽選会が行われた。
今回のトーナメントにはワイルドカード(1回戦シード)が2枠用意されており、そのうちの1枠にはUFCフライ級ランカーとして活躍し、V12を達成した無敵の現王者デメトリアス・ジョンソンと唯一引き分けた男イアン・マッコール(アメリカ)が入った。
そのマッコールに喧嘩を売ったのが、前日に福岡で行われたトーナメント1回戦で山本アーセンを左ハイキックからの右ストレートで1Rわずか1分11秒、TKOに仕留めたマネル・ケイプ(アンゴラ)だ。
組み合わせ方法は各選手が抽選箱から番号入りのカプセルを引き、そのカプセルの番号順にトーナメントの好きな枠を選ぶ形式で行われ、1番を引いたマッコールがトーナメントの先頭へ。他の選手がマッコールを避ける中、最後の7番を引いたケイプはマッコールを選んだ(この時点でマッコールと堀口の隣が空いていた)。
ケイプは「これは俺のトーナメントだ。誰にでも勝てるから心配はない」とコメントして壇上に上がるや、マッコールの前に立ちはだかり、額をくっつけての睨み合いで挑発。マッコールが突き飛ばすと関係者が両者を止めたが、一触即発の状態に。ケイプはさらに首をかっ切るポーズや親指を下に向けるポーズなどで挑発を繰り返す。
コメントを求められたマッコールは「いろいろと病気やケガが続いてしまって試合が出来なかった中で、今回は心身ともに健康で自信を持って試合が出来るのが嬉しい」と話すと、「対戦相手のこのよく分からないバカみたいなヤツは、どこの国のヤツかも分からないが最低な記録(戦績)だし、とにかく黙れ」と怒りのコメント。
それに対してケイプは「コイツはビビっているから震えているのが分かる。さっきからずっと震えている。楽勝だ。1回戦の山本は1分で倒したから、こいつは3分だ。1R3分で倒してやる。それだけだ。こんな簡単な金儲けは他にない」と、憮然とした表情で言い放つ。
それぞれの枠を選んだ理由については、マッコールが「1番でがら空きの状態だったから、当然最初が有利(次の試合時間までが最も長いため)なので選ぶのは当然だ」と答えると、ケイプは「自分は1番を取りたかったのに、もういたからここにした」とマッコールとの対戦を選んだわけではないと話した。
マッコールは「RIZIN GP参戦はようやく健康に心身共に戦える準備が整ったので、試合がしたいと思ったからさ。UFCからリリース(契約解除)してもらって新しい機会を探したらRIZINがあったので、面白そうだし、トーナメントをやっているのでここに来るに決まっているだろ」とRIZINに参戦した理由を語り、「堀口は素晴らしいファイターだ。本来ならUFCでやっているべき男だ。私は彼と戦うために戦っていきます。あなたは素晴らしいファイターだ、31日に会いましょう」と、堀口をリスペクトして準決勝での対戦を約束した。
しかし、そのコメントの間にもケイプが「その前に俺がいるだろう」と隣からちょっかいを出し続け、マッコールは「黙ってろ」と憤慨。会見後の写真撮影も「一緒に撮られたくない」と一度はステージをさっさと下りて行ってしまうほど。関係者にうながされて最後は撮影に応じたが、遺恨は残った。
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