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【KNOCK OUT】藤原敏男と沢村忠の“遺伝子対決”「勝次をKOする」と森井 

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2017/12/08(金)UP

初戦、準決勝ともにKOで勝ち上がった森井

 12月10日(日)に東京・両国国技館で開催される『KNOCK OUT 2017 in 両国』で行われる「KING OF KNOCK OUT初代ライト級王座決定トーナメント決勝戦」で対戦する元全日本&Bigbangスーパーフェザー級王者、森井洋介(29=ゴールデングローブ)と新日本ライト級王者・勝次(30=目黒藤本ジム)が主催者のインタビューに答え、決勝戦への意気込みを語った。

 この試合は、元ラジャダムナン・スタジアム・ライト級王者・藤原敏男の遺伝子を受け継ぐ森井と、“キックの鬼”沢村忠の流れをくむ勝次の“遺伝子対決”でもある。

今年10月、準決勝で肘で町田のまぶたを切る森井(左)

 ともに国技館という大会場での試合は過去最大のものとなるが、森井は「本当にキック生活で人生賭けられる舞台だなって思えます。僕も30歳手前でキック人生もあとわずかかもしれない中、このトーナメントは最大級のチャンスなので何が何でも取りたい。今回ヤバいです。一番気合い、入ってて、死にそうです」と、気合い入りまくりのコメント。

 そして「お客さんはKOを見に来てると思う。倒すか倒れるかの技術が観たいはず。倒しに行くっていうのは本質だと思う。判定がどうのこうのっていう時点で、プロじゃない。やっぱり格闘技はKOが一番だと思います」とKO勝ちへのこだわりを見せた。実際、森井は1回戦で宮越慶二郎(拳粋会)を、準決勝では“居合パンチ”の使い手・町田光(橋本道場)をKOして決勝進出している。今回も、「早い段階でスカッとKOします!」と勝次をKOして王座を奪取することを誓った。

不可思と町田光をKOして決勝進出した勝次

 一方、勝次は、1回戦で不可思(クロスポイント大泉)を、準決勝では前口太尊(PHOENIX)をKOして決勝進出した。「僕のキックボクシングの人生、15年続けてきた中で一番大きな大会。あと1勝すれば人生変わると思うので、人生をすべてかけて挑みます」と決勝戦への燃える思いを語り、「攻撃を貰わないように、防御を徹底して練習していきたいと思います」と破壊力抜群の森井の打撃を受けずに戦うと宣言。

 そして「これはライト級の日本一を決めるトーナメントなんですけど、50年の歴史があるキックボクシングを創設したジムに所属している僕と、相手も50年の歴史を背負った森井選手が決勝戦で当たるので、お互いの伝統を背負って戦う姿を見ていただけたらと思います」と、沢村忠から脈々と受け継がれるジムの歴史を背負って戦うことを誓った。  

 藤原敏男と沢村忠――日本キック界の伝説的存在である2人の遺伝子を受け継ぐ者たちによる決勝戦。新たな伝説を築くのはどっちだ?

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