【UFC】ヘビー級王座をかけてミオシッチとガヌーが対戦
1月20日(土・現地時間)アメリカ・マサチューセッツ州ボストンにあるTDガーデンにて開催される『UFC 220』のメインイベントでUFCヘビー級王者スティ
ペ・ミオシッチ(アメリカ)が挑戦者フランシス・ガヌー(カメルーン)と対戦する。
重さ5kgのハンマーを脳天に振り落とすのと同じ打撃力を持つと言われるガヌーは昨年12月に行われた「UFC218」でアリスター・オーフレイムを1RKOで今回のタイトル挑戦権を獲得。
4年前までMMAという競技の存在すら知らず、ボクサーを志して母国カメルーンからヒッチハイクでたどり着いたパリの路上で暮らしていたガヌーは2015年12月にオクタゴンデビューを果たして以来、無傷の6連勝を果たすと同時に、全ての試合を健全決着で飾ってきた。
チャンピオンベルト獲得を目標に掲げるガヌーはミオシッチ戦を前に「この2年間はレスリングの練習もしてきた。寝ても立っても、スティペをフィニッシュできる。ノックアウトパワーだけだと試合に勝つのに十分でないことは分かっている。もっとオールラウンドに、完全無欠のファイターを目指しているんだ」と語り、「自分にはスティペの限界が見えているし、スティペが何をやってくるのかも知っている。でも恐ろしいことに、ガヌーの限界は誰にも見えていないし、ガヌーが何をやってくるのかも誰にも分からない。だから自信があるんだ。この俺がヘビー級を変えていく」と、新時代開拓を高らかに宣言。
一方、怪物を迎え撃つミオシッチは4試合連続で1RKO勝ちを収め、現在5連勝中と勢い良く、ガヌーの印象を聞かれても「パンチの強い大男だろ。他のヘビー級ファイターと変わらん」と多くを語らず。
また、ガヌーがオーフレイムを強烈にKOしたことについては「勝てて良かったんじゃないか。まあ、簡単な試合だよ」と一蹴したほか、下馬評でガヌーの方が優勢になっている状況は「そういう賭け率には慣れているから何とも思わない」と話すにとどめている。
25年に及ぶUFCヘビー級の歴史において、これまでに3回連続でタイトルを防衛した選手はおらず、オーフレイム、ジュニオール・ドスサントスを下して2回連続防衛に成功しているミオシッチが三度王座を守り抜けば前人未踏の記録の達成となる。
また、セミファイナルでは、ライトヘビー級王者ダニエル・コーミエ(アメリカ)がヴォルカン・オーズデミア(スイス)を相手に防衛戦に挑む。UFC史上、ヘビー級とライトヘビー級の重量級2本のベルトが同じイベントでかけられるのは今大会が初。“地球上で最凶は誰だ?”をテーマに、重量級の頂上決戦が繰り広げられるUFC 220には世界中から多くの注目が集まっている。
PHOTOS=Zuffa, LLC (c) / GettyImages (c)
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