【K-1】武尊、トーナメント必勝法は「一か八か」
3月21日(水・祝)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナにて開催される『K-1 WORLD GP 2018 JAPAN~K’FESTA.1~』で、「K-1 WORLD GP第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」に出場する武尊(26=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が2月27日(火)神奈川の所属ジムにて囲み取材を行った。
優勝するためには1日で3試合を戦わなければいけない過酷なワンデートーナメント。1回戦はISKA世界スーパー・フェザー級王者スタウロス・エグザコスティディス(30=ギリシャ)と対戦する。スタウロスは33勝(12KO)8敗の戦績を持ち、3つの世界タイトルを保持。昨年9月大会に初来日し、当時のK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者・大雅からパンチで3度のダウンを奪いKO勝ち。11月大会では小宮山工介に判定2-0で惜敗した。
武尊は「負けている試合を見るのが一番参考になるけれど、小宮山選手と僕はタイプが違います。あの戦い方で勝とうとも思いません。3Rフルで戦うのはダメージが溜まるし、体力的にもキツくなってしまいます。僕は毎回トーナメントの時は1試合のつもりで戦いますが、実際は3試合あるので一か八か倒しに行って仕留めるというか。そういう感覚でトーナメントをやっています。早いラウンドからやるのはリスクがありますが、トーナメントはそれが必勝法だと思っています。だから今回も早いラウンドから一か八かで行こうと思います。それが一番の必勝法です」と、“一か八か戦法”で最初から倒しに行くと話す。
このトーナメントでの一番強敵は誰かと聞かれると「とりあえず1回戦のスタウロスです。一発があるし、本来は65kgでやっている選手なのでパワーが一番あります。ああいうトリッキーな選手は警戒するところ。でも相手はファイタータイプで打ち合いに来るから、逆にそれが僕にとっては好都合。距離をとられてディフェンシブな戦い方をする選手なら一か八かが通用しないですからね」と、スタウロスの名をあげた。
準決勝では「個人的にやりたいのはナドロフ」と、ティムール・ナドロフ(23=ロシア)の名をあげた。「海外で活躍している選手を倒せば海外でも認められるし、注目されていると聞いているので。そっちが上がってくるんじゃないかなと思います」と予想。
そして決勝戦では“超攻撃型ムエタイ”スアレック・ルークカムイ(31=タイ/STURGIS新宿ジム)と対戦したいと、以前の会見で言っていた武尊。改めて聞くと「スアレックは得意なタイプ。きれいに戦う相手は得意なんです。今までの僕の試合を見てもらえば分かりますが、ファイタータイプではない選手もファイターにさせる能力があるんですよ。スアレックは両面持っているので、自分と戦ったらファイタータイプが出ちゃうでしょうね」と、自分のペースに持ち込むことが出来るという。
決勝には同門の先輩で兄のように慕う卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が上がって来る可能性もあるが、「毎日ジムで顔を合わせています。直接はやらないようにしていますが、いつもと変わらずチームメイトと先輩としてやっていますね。会話も全然しています。試合まで変わらずこのままだと思いますよ。ひろ君に対して闘争心はありません。トーナメントの決勝でやるとなったら、その時に考えます。今から考えていたらメンタルが持たないですから」と、実際に当たることになるまで対戦することは考えたくなさそう。
また、「世界トーナメントなので3試合全員、外国人と戦いたいです」と3名出場する外国人選手全員と戦いたいと希望した。
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