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【Invicta FC】王座決定戦の計量で思わぬプレゼント

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2018/05/04(金)UP

ラナー(右)からの思わぬプレゼントを手に笑顔のカフマン(左)

 5月4日(土・現地時間)アメリカ・ミズーリ州カンザスシティのスコティッシュライト・ テンプルで開催される『Invicta FC 29』の前日計量が、3日(金・同)に行われた。

 今大会のメインイベントはバンタム級王座決定戦。前王者ヤナ・クニツカヤ(28=ロシア)のUFC移籍にともない空位になった王座を懸けて、元Strikeforce女子バンタム級王者・サラ・カフマン(32=カナダ)とキャサリーナ・ラナー(28=ドイツ)が対戦する。

ラナー(右)のプレゼントを受け取るカフマン(左)

 計量はカフマンが133.7ポンド(約60.6kg)、ラナーが135ポンド(約61.2kg)で、バンタム級規定(126〜135ポンド/約57.2〜61.2kg)を一発クリアー。

 ラナーはドイツの民族衣装ディアンドル風のコスチュームに身を包み、レープクーヘンと呼ばれるハート型クッキーの首飾りをして登場。そして計量後のフェイスオフでは、ラナーがその首飾りをカフマンに手渡した。カフマンは思わぬプレゼントに「ありがとう」と思わず笑顔を浮べ、ステージは和やかなムードに包まれた。

 カフマンは2006年にプロデビューし、2010年には当時UFCに次ぐ規模を誇ったStrikeforce(ストライクフォース=現在はUFCに統合)で初代女子バンタム級のベルトを巻いたベテランだ。そのタイトルマッチで日本の大ベテランである元DEEP JEWELSバンタム級王者・端貴代を破ったほか、元UFC女子バンタム級王者ミーシャ・テイト、ロクサン・モダフェリ、藪下めぐみといった強豪からも勝利を上げている。

 Strikeforce離脱後はInvicta FCを経て、2013年からUFCに参戦。しかし、1勝2敗1ノーコンテストと結果を残せず、2015年12月のヴァレンティーナ・シェフチェンコ戦を最後にリリース(契約解除)となった。今年1月からは再びInvicta FCに戻り、復帰初戦でタイトルマッチ経験者のパニー・キアンザドから判定勝ちを収め、復活を遂げている。

 対するラナーは2014年にプロデビューした伸び盛りのファイター。これまではヨーロッパを主戦場としてきたが、昨年8月にInvicta FCに初参戦し、初陣をキャリア初のTKO勝ちで飾っている。現在までの戦績は7戦全勝と無敗だ。

 Invicta FCは女子単独のMMAイベントとしては世界最大規模を誇るが、これまでに多くの王者が男女含めた世界最高峰のUFCにステップアップを果たしてきた。バンタム級ではローレン・マーフィー、トーニャ・エヴァンジャー、ヤナ・クニツカヤと、歴代の3王者全員がUFCに参戦しており、今大会で決まる第4代王者も今後、同様の道をたどる可能性が十分ある。

 ベテランのカフマンにとってはUFC復帰が見えてくる一戦、そして伸び盛りのラナーにとってはビッグステージまで一気に駆け上がるチャンスの一戦となる。

Photo by Dave Mandel, Invicta FC

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