【パンクラス】シウバ、引退決意の上田将勝に容赦なし「力を出し切る」
5月20日(日)東京・新木場スタジオコーストにて開催される『PANCRASE 296』のメインイベントで、パンクラス・バンタム級暫定王者決定戦を行う同級1位・上田将勝(40=パラエストラ東京)と同級2位ハファエル・シウバ(33=ブラジル)がタイトルマッチ調印式を行った。
両者は2016年7月にパンクラスで対戦し、シウバが判定3-0で勝利を収めている。上田にとってこの黒星は、パンクラスで喫した唯一の黒星だ。
シウバは「とにかくいい試合がしたい。準備は出来ている。パンクラスの試合は今回で5回目になるが、いい試合をして観客の皆さんの期待を裏切らない試合をしたい。その結果、チャンピオンになってタイトルをブラジルへ持って帰りたい」とあいさつ。
「彼と試合をしたのが2年前。その後、SNSを通じて彼とは友だちになったんだ。彼のことはリスペクトもしている。素晴らしいMMAファイターだと思う。しかし、プロとして彼とは試合をしないといけない。試合が終わっても友情関係は続くと思うが、今はお互い試合に集中していると思う」と試合は試合だという。
一方、上田は「前回負けているので、今回はしっかり勝って僕がチャンピオンになります。彼はベラトールのトーナメントでも優勝していて本当に強い選手だと思います。世界トップレベルです。そのファイターに自分の力が通用するか試してみたいです」とあいさつした。
シウバも上田の実力を認めており、「前回は難しい試合だった。五分五分だったと思う。過去4回パンクラスで試合をしているが、今回が一番練習してきている。タイトルマッチだということもあるが、相手も同じように練習していると思うので、観客の皆さんに喜んでもらえる試合になると思っている」と、過去最高の練習を積んできた。
「とにかく自分がやってきたことを出し切ること、主導権をとることが大事だ」とシウバ。上田も同じく「前回は後手に回ってしまったので、今回は自分から攻めて勝負します。勝ちたいという執念が一番大事だと思います。積み重ねてきたものを出し切って全てをぶつけて勝負したいです」と、主導権を握って全てを出し切ると宣言。
上田は勝っても負けても、この試合が最後の試合になると明言している。それを伝え聞くとシウバは「残念ながら彼は負けて引退せざるを得なくなる。彼が引退するからと言って力を出さなかったり、緩い試合をしたりはしたくない。戦うからには自分の力を出し切って戦う。その結果、彼が引退することになっても、悔いの無い試合をしたい」と全力でぶつかって勝つことが上田へのはなむけだとした。
最後の試合へ向けて練習をやり切ったかとの質問に、上田は「はい」と力強く返事。最高のコンディションかとの質問には「そうです」と答えた。そして「悔いの無いように戦いに行きたいと思います。弱い自分に負けないように戦い抜きます。その姿をずっと応援してくれている人たちや仲間たちに見てもらいたいと思います」と話した。
●編集部オススメ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】