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【ベラトール】日本でも活躍したゲガール・ムサシ、初戴冠へ計量パス

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2018/05/25(金)UP

『Bellator 200』の前日計量に臨んだムサシ(右)とカルバーリョ(左)。両者はメインでミドル級王座を争う

 5月25日(金・現地時間)イギリス・ロンドンのSSEアリーナ・ウェンブリーで開催される総合格闘技イベント『Bellator 200』の前日計量が、24日(木・同)に行われた。

 アメリカのメジャー総合格闘技団体『Bellator MMA(ベラトールMMA)』が開催してきたナンバーシリーズ大会が、今大会で200回の節目を迎える。

 その記念大会でメインイベントを飾るのはミドル級タイトルマッチ。王者ハファエル・カルバーリョ(31=ブラジル)が、日本の『PRIDE』や『DREAM』などで活躍したゲガール・ムサシ(32=オランダ)を挑戦者に迎え、4度目の防衛戦に臨む。

 計量はミドル級規定(170〜185ポンド/約77.1〜83.9kg)に対し、両者ともリミットちょうどの185ポンドで一発クリアー。挑戦者ムサシがステージに登場すると、観覧に訪れたファンから王者カルバーリョを上回る歓声が沸く。これには普段、ポーカーフェイスで計量に臨むことが多いムサシも、たびたび笑顔を見せていた。

2008年大みそかの「Dynamite!!」で、K-1ヘビー級ファイターの武蔵(左)をK-1ルールで1RKOに葬ったムサシ(右)

 ムサシは日本のDREAMでミドル級とライトヘビー級の二階級を制覇するなど活躍し、K-1ルールの試合でK-1ファイターの武蔵や京太郎を破ったこともある。さらにアメリカのメジャー団体『Strikeforce(ストライクフォース)』でもライトヘビー級のベルトを巻き、2013年4月から世界最高峰の『UFC』に参戦を果たした。

 UFCではミドル級の上位ランカーとして勝利を重ねていたが、昨年7月にBellator MMAへの電撃移籍を発表。同年10月の移籍初戦で、元ミドル級王者アレキサンダー・シュレメンコ(ロシア)に苦戦を強いられながらも判定勝ちを収め、今回、移籍2戦目にして早くも王座挑戦権を手にしている。

 そのムサシを迎え撃つ王者カルバーリョは、2014年9月からBellator MMAに参戦し、2015年10月にミドル級王座を獲得。その後、メルヴィン・マヌーフ(オランダ)からの挑戦を2度にわたって退け、昨年12月に迎えた3度目の防衛戦ではアレッシオ・サカラ(イタリア)にわずか44秒でKO勝ち。今回が4度目の防衛戦となる。

 戦績はムサシが43勝6敗2分(KO・TKO勝ちが24回、一本勝ちが12回)、カルバーリョが15勝1敗(KO・TKO勝ちが12回、一本勝ちは無し)。キャリアではムサシが大きくリードしているが、カルバーリョはプロデビュー戦以外は負け無しで、15連勝中と勢いがある。

 カルバーリョが最強の挑戦者からベルトを死守するか。ムサシが新天地で初戴冠を果たすか。あとは試合開始のゴングを待つのみとなった。

ロイ・ネルソンは残念ながら、大会直前に試合が消滅することとなった

 なお、今大会では当初、ミルコ・クロコップ(43=クロアチア)とロイ・ネルソン(41=アメリカ)が、ヘビー級ワンマッチで2011年10月の『UFC 137』以来、約6年半ぶりとなる再戦に臨む予定であった。

 しかし、大会のわずか4日前にミルコの負傷欠場が発表され、この対戦カードは消滅。それでもネルソンは出場を希望し、自らのSNS上で対戦希望者を募っていたが、限られた時間の中で調整が難しく、主催者は同選手の出場を断念している。

Photo by Bellator MMA

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