【DEEP】ディファ有明最後の試合で引退試合を迎える横田一則「俺はとにかく勝つ選手」
6月30日(土)東京・ディファ有明で開催される『DEEP 84 IMPACT』の前日計量が、29日(金)都内にて正午より行われた。
格闘技の会場として親しまれてきたディファ有明は今大会を最後に閉館となる。そのディファ有明の最後を飾るのは、DEEP二階級制覇・横田一則(40=K-Clann)の引退試合。横田と対戦相手の石川英司(38=GRABAKA)はともにリミットちょうどの73.0kgで計量をクリアーした。
柔道をバックボーンに持つ横田は2007年2月に第3代DEEPライト級王者となり、2012年2月にはDEEPフェザー級王座も獲得して二階級制覇を達成。ISAO、今成正和といった実力者たちを相手に5年間負けなしという記録を打ち立て、2016年5月からはシンガポールを拠点とするビッグプロモーション『ONE FC』にも参戦。昨年12月の『DEEP 81 IMPACT』で一本勝ちを飾った直後、次の試合で引退すると宣言した。
一方、石川はプロ54戦のキャリアを持つ大ベテランで、現在もパンクラス・ライト級ランキングで10位に位置している。レスリングをバックボーンに持ち、パウンドを得意とする。今回は昨年5月の富樫健一郎戦以来の試合。横田とは菊田早苗率いる名門GRABAKAで共に練習した仲。今は、横田が自らのジム「K-Clann」を経営し、石川は変わらずGRABAKAに所属している。
計量を終えた横田は「なんか寂しくなってきました」としんみりした表情。「自分の減量は大丈夫だったんですが、試合に出るジムの選手に付き合ってサウナに行ったら、もうこういうこともなくなるんだろうなって寂しくなってしまいました。明日は泣いてしまいそうですが、試合前には泣かないように頑張ります。試合が終わってから泣くかも」と、現役生活に別れを告げることが寂しくて仕方がないという。
対戦相手に元同門の石川が名乗りを上げたことについては「名前も知らない外国人選手とやるよりは良かったと思います。別に仲が悪いわけではありませんが、試合を受けてくれて良かった。意味のある試合じゃないですか。タイトルマッチ以外なら同門対決とか元同門対決が一番面白いから」と、石川が試合を引き受けてくれたことに感謝する。
両者ともに、元同門だからと言って相手に花を持たせる気はない。石川は「明日は戦争です」と言い放った。
試合について横田は「もちろん集大成にします」と言うが、「勝てばいいです。しっかり勝って終わりたい。俺は勝たないと意味がない選手じゃないですか。例え試合がつまらなくても力を出し切って勝てればいい。俺はとにかく勝つ選手だから」と、最後まで勝つことにこだわりたいとの信念を貫く。
今大会にはK-Clannから5人の選手が出場する。「オープニングファイトに出る中学生はアマチュアで10戦10勝です。普通に5戦5勝になると思う」と、全員が勝つと言ってのけた。
また、横田と言えば“戦慄のマイクパフォーマー”の異名が付けられた通り、試合後のマイクパフォーマンスが長い。「今回は何も考えてないです。その時に思ったことを喋ります」と言うが、「マイクで10分喋るのは大変だぞと言われたので、今回挑戦してみようかと思っています。その代わり引退式は短めにします」と、試合後のマイクパフォーマンスを10分間やると“戦慄の”予告をした。
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