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【UFC】中村K太郎が2R残り1秒で劇的な復活一本勝ち

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2016/07/14(木)UP

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パンチも冴えた中村K太郎(左)

Zuffa
「UFC Fight Night-Mcdonald vs Lineker-」
2016年7月13日(水・現地時間)アメリカ・サウスダコタ州スーフォールズ
デニーサンフォードプレミアセンター

▼ライト級 5分3R
○中村K太郎(K太郎道場)
一本 2R 4分59秒 ※リアネイキドチョーク
●カイル・ノーク(オーストラリア)

 昨年9月のUFC JAPANで約7年ぶりにUFCに復帰した中村。その試合では1Rと2Rの劣勢をしのぎ、3Rに得意のリアネイキッドチョーク(チョークスリーパー)を極めて大逆転の一本勝ちを飾ったことが評価され、大会MVPにあたる「パフォーマンスボーナス」5万ドル(約600万円)を9人が参戦した日本人選手の中で唯一獲得した。

 しかし、今年2月の2戦目ではプロデビュー以来9戦全勝のトム・ブリーズ(イギリス)に判定で敗れており、この試合が再起戦となる。

 対するノークはMMA(総合格闘技)で22勝8敗1分の通算戦績を収めるファイター。勝ち星のうち、打撃によるKOと関節技・絞め技による一本がそれぞれ8試合ずつというオールラウンダーだ。

 1R、ノークが鋭い出足から左右ロー、左ジャブを繰り出す。サウスポーに構えた中村は、前に出ながらパンチと左ハイを返す。ノークは中村の右足に左のサイドキックと右の前蹴り。中村の動きを止めにかかる。

 2R、テイクダウンを切られた中村は、再び打撃に切り替えて左右のパンチをヒットさせ、ノークをケージ際に追い詰める。なおも前に出る中村は左フックでノークの動きを止めるとさらに強烈な右ヒザ。仰向けに倒れたノークに対し、中村はマウントからパンチを連打。ノークが亀の状態になったところにバックから必殺のチョークスリーパー。ラウンド終了のブザーとほぼ同時にノークがタップした。

 再起戦を見事な一本勝ちで飾った中村。試合後にマイクを向けられると「もう嬉しく仕方がないです。いつも通り、僕のサブミッションは素晴らしい」と、自画自賛しながら勝利を喜んだ。

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