【五輪柔道】原沢が銀メダル、王者リネールに惜敗
「リオ五輪 柔道男子100キロ超級」
12日(現地時間)、カリオカアリーナ2
決勝戦、原沢久喜(24=日本中央競馬会)が前回のロンドン五輪100kg超級王者で、世界選手権同級七連覇中の絶対王者、テディ・リネール(27=フランス)に挑んだ。両者の対戦は初。
試合開始8秒、リネールは右手で原沢の奥襟を取ると同時に、原沢はそれを避け床に伏せると「奥襟を抜いた」という指導が原沢に与えられる。開始1分2秒でもリネールが原沢の背中を掴んだところで床に伏せた原沢に「極端な防御姿勢」として指導が再び与えられ指導2となる。
その後リネールは試合中盤まで払い腰、隅返しなど組んだ瞬間に技を仕掛け、原沢がこれをしのぐ展開。
後半、原沢が前に出て道衣を掴んで自分の組み手にしたいがリネールがそれを切り技をかけられない。
残り30秒で「組み合わない」という指導がリネールに与えられるが 、その後もリネールは組み手を切り原沢に技をかけさせずに試合終了。
リネールが五輪二連覇を成し遂げた。
惜敗した原沢だったが「やっぱり勝ってこそ意味がある。(リネール対策としては)前半しのいで後半勝負していきたいと考えていたが、自分の柔道をさせてもらえなかった。(リネールに対し)これからもチャンスがある限り挑戦は続けたい」とコメントした。
原沢は1回戦で昨年世界選手権3位のオクルアシビリ(ジョージア)に優勢勝ち、2回戦ではコカウリ(アゼルバイジャン)に大内刈りで一本勝ち。準々決勝ではメンドーサ(キューバ)の「消極的指導」「場外」など4つの指導を奪い反則による一本勝ち、準決勝でもタングリエフ(ウズベキスタン)が原沢との組手を嫌がり、「組み合わない」「消極的指導」などの指導4つを奪い反則による一本勝ちとなり決勝に挑んだ。
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