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【パンクラス】久米が徳留を初回KO、王座奪取

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2016/09/11(日)UP

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パンクラス
「PANCRASE 280」
2016年9月11日(日)東京・ディファ有明

徳留(左)に右ロングフックを何度もクリーンヒットさせた久米(右)

▼第11試合 メインイベント ライト級キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチ 5分5R
○久米鷹介(ALIVE/パンクラス・ライト級4位・挑戦者)
TKO 1R 4分45秒 ※パウンド→レフェリーストップ
●徳留一樹(パラエストラ八王子/第6代ライト級キング・オブ・パンクラシスト)
※久米が第7代王座に就く。徳留は初防衛に失敗。

 王者・徳留は2013年からUFCに参戦、昨年3月にパンクラス復帰を果たし、11月にはDEEPライト級王者・北岡悟を得意の打撃でKOして第6代パンクラス・ライト級王座に就いた。4連勝で今回の初防衛戦に臨む。

 対する久米は2012年から韓国MMA団体『ROAD FC』を主戦場に活躍していたが、昨年4月に約3年ぶりにパンクラス復帰。その後は約1年間、怪我により戦線離脱を余儀なくされていたが、今年4月の復帰戦でランカーの石川英司を相手に力強い組み技の攻防を繰り広げた末に判定勝ちを収め、復活を遂げた。

 1R、両手をだらりと下げた構えの徳留に久米が突進。右フックをヒットさせ、下がる徳留に左右フックを見舞う。いきなりピンチを迎えた徳留は組みついてしのぐ。その後もスタンドに戻ると久米がフックを当てていく。

 久米の右ロングフックがクリーンヒットし、続く右フックで徳留が崩れ落ちる。久米はバックを奪いにいくが徳留も反応して向き合う。

 徳留は左目上から流血し、ドクターチェック。長い中断から再開後、久米がフックで突進。組み合ったところで再びドクターチェックが入る。

 徳留の流血がひどく、再び長い時間を要して試合は再開。久米の右フックがクリーンヒットして徳留がダウン、久米は上からヒジとパンチを落とす。連打が入ったところでレフェリーがストップし、久米がTKO勝ちでタイトルを奪取した。

 久米は笑顔で勝利者インタビューを受け、「強いチャンピオンだと分かっていたので、自分の実力を上げて全部出し切りました。徳留選手を倒すことだけを考えていたので先のことは考えていません」と、この試合に全てを懸けていたと語った。

「日沖(発)選手とずっと対策を練っていて、僕の持ち味は踏み込みのスピードなのでそれを生かそうと思っていました。(1Rの残り時間は僅かだったが)ここは行くところだと思った。

 徹底してダメージを与えることを考えて練習してきたので、もし1Rで仕留められなくても5Rやりきる自信もありましたし、その準備もしてきたので躊躇しなかった」と、作戦が上手くいったと明かした。

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腕十字でディアス(上)を追い込む室伏(下)

▼第10試合 セミファイナル ストロー級 5分3R
○室伏シンヤ(SUBMIT MMA/修斗第4代世界フライ級王者/パンクラス・フライ級3位)
一本 2R 4分01秒 ※アームバー
●リルデシ・リマ・ディアス(ブラジル/パンクラス・フライ級5位)

 室伏は昨年11月にパンクラス初参戦。初陣を勝利で飾ったが、続く3月の試合でストロー級7位の北方大地にまさかの判定負け。ストロー級ランキングも1位から3位へと後退している。

 対するディアスは昨年7月、20戦18勝(12KO)2敗の戦績を引っさげパンクラス初参戦。182cmの長身から繰り出すパンチとカポエイラ仕込みの蹴りを武器に2連勝を収めたが、今年3月のフライ級王座への次期挑戦者決定戦で安永有希に判定負け。王座挑戦権を逃したディアスは階級をストロー級に下げて今大会に臨むこととなった。

 1R、序盤は探り合い。ディアスのハイキックをかわした室伏が右ロー。ディアスの後ろ回し蹴りをかわしてタックルにいき、テイクダウンを奪う。上になった室伏はパンチをコツコツ打っていき、終盤にはヒジを落とす。

 2R、ディアスのパンチをかわした室伏がタックルでテイクダウン。ディアスはフロントチョークの体勢に。これは極まらずポジションを入れ替えようとするディアスだが、室伏は譲らない。

 ようやく上になっても室伏が下からヒジを頭部に入れ、腕十字を仕掛ける。

 これを逃れたディアスだが、すぐに室伏が三角絞めの体勢から腕十字のように腕を伸ばす。完全に腕が伸び切り、ディアスはタップ(ギブアップの意思表示)。室伏が鮮やかな一本勝ちを飾った。

 室伏は「トップキープで終わりたかったが途中で下になってしまったので、僕も下は得意なので最後は三角から十字に行きました。とりあえず勝ててほっとしています」と勝利者インタビューに答えた。
 
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