【DEEP】大塚が最強挑戦者に大接戦の末勝つ、RIZINトーナメント出場アピール
DEEP事務局
「DEEP CAGE IMPACT 2017」
2017年5月13日(土) 東京・ディファ有明
▼メインイベント DEEPバンタム級(61.2kg以下)タイトルマッチ 5分3R
〇大塚隆史(T-grip Tokyo/王者)
判定3-2
●石司晃一 (フリー/挑戦者)
※大塚が2度目の防衛に成功。
大塚は打撃&タックルの強さを武器に、長きにわたってDEEP軽量級のトップに君臨。今回が2度目の防衛戦。前日会見では防衛戦だからとかタイトルマッチだからとかではなく、これは1vs1のタイマンじゃないですか。男と男のルールある喧嘩だから単純に負けたくない」と“タイマン勝負”として今回の試合に臨む。
挑戦者の石司は、早くから佐伯繁DEEP代表が太鼓判を押しているDEEP期待の新星でプロ9戦無敗。大塚にとって最強の挑戦者だと言えるだろう。
1R、いきなり石司がストレートの連打で勝負を仕掛け、大塚はタックルに行くが石司は防いでパンチとヒジ打ち。大塚は右目上をカットして流血に追い込まれる。その後もパンチで攻める石司に大塚はテイクダウンを仕掛けるが決まらず、石司の右ストレートをもらってダウンする場面も。終盤には石司がバックを奪ってチョークを狙う。
2Rになると石司は右ローを連発。大塚はパンチからのタックルに行く。石司のローを何発も被弾した大塚だが、テイクダウンを成功させてバックを奪う。さらに起死回生の腕十字。しかし、石司は脱出に成功し、上からパウンド、さらに踏みつけ。
3Rも石司の打撃と大塚のテイクダウン勝負に。大塚のタックルでテイクダウンされながらも立ち上がり、パンチとローで攻めていく石司だが、大塚は右フックからタックルを決めてバックを奪う。終盤、石司がバックを奪ってチョークの体勢になるが極めることは出来ず。
最後まで両者が自分の持ち味を出してせめぎ合い、勝負を決めに行った熱戦は判定3-2という大接戦の末、大塚が勝利。大塚はマイクを持つと「ギリギリ勝ちました。僕の心は折れない。絶対に折れないので最後逆転してやろうと思っていました。防衛したので、RIZINもバンタム級トーナメントをやるそうなので僕も外国人の強い相手とやってみたい。榊原さん、考えておいてください」と、RIZINのバンタム級トーナメントに名乗りをあげた。
試合後のインタビューでは「タイマンに勝ちました。疲れました」と大塚。「最初は面食らったけれど、ここをしのげば相手は疲れてくるから逆転出来ると思っていた」と、作戦が的中したと試合を振り返った。実は試合前に周りから出場を止められるほどの怪我を負っていたと言い、「史上最悪のコンディションだった」と打ち明けた。それでも勝てたのは「意地ですね」と語った。
また、RIZINについてはリングサイドにいた榊原信行代表と会話を交わし、「次、待っているよ」と言われたという。「大舞台で勝ちたい。さいたまスーパーアリーナで勝ったら気持ちいいと思うので、それを味わいたい。怪我を治して万全の状態で出たいと思います。僕のためにやっていますが、僕が勝ったことを喜んでくれる人がいて泣いてくれたりするのが嬉しいし、まだ頑張ろうと思います」と意欲を燃やした。
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】