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【ボクシング】ヘビー級最強のジョシュアがTKO勝ちで、20戦全KO勝利に

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2017/10/28(土)UP

WBAスーパー・IBF世界ヘビー級タイトルマッチ
10月28日(日本時間29日)
イギリス・プリンシパリティ・スタジアム

◯アンソニー・ジョシュア(28=イギリス・王者)
10R TKO 
●カルロス・タカム(36=カメルーン/フランス・挑戦者)

ジョシュアの左フックがクリーンヒットする(getty/eFight)

 ジョシュアはロンドン五輪でアマチュアボクシング・スーパーヘビー級金メダリスト。2013年10月のプロデビュー以来19戦19勝19KOという驚異的な記録を更新中。現在、ヘビー級最強とも言われ、WBAスーパー・IBF世界ヘビー級王者である。IBFは今回が4度目、WBAスーパー王座は今回が初防衛戦となる。

 一方、タカムは今回が40戦目で世界タイトル初挑戦。2014年6月にWBC世界ヘビー級シルバー王座(WBC準世界タイトル的位置付け)を獲得した経歴を持ち、現在はIBF3位、WBC5位、WBO9位にランキングされている。

 ジョシュアの20回目のKO勝利なるか。タカムはこれまでKO負けは2010年に1度のみの打たれ強さには定評がある選手だ。

 両者リングインすると198センチのジョシュアに対し187cmのタカムが見上げる。昨日の計量でジョシュアは自身最重量の115.3kgを記録、さらなるパワーヒットが期待される。

1Rはお互い距離をとり様子を見るが、2Rジョシュアの左フックでふらつくタカム。それを機に手数を出していくジョシュア。クリーンヒットはないがジョシュアがパワーで圧倒する。

4Rにジョシュアの右アッパーがタカムの右目にヒット。タカムが右まぶたを切り出血。右まぶたを気にするタカムにジョシュアの左フックがヒット。ダウンを奪う。再開後ジョシュアがパンチで詰めて行くが、タカムは耐えゴングに救われる。

 その後のラウンドでジョシュアの攻撃に対し、タカムは左右のロングフックで返し打ち合いを見せるが、8R 、ジョシュアのパンチでタカムは左目尻からも出血。

 9R、ジョシュアの左フックでタカムの顔が跳ね上がるが、タカムはタフで倒れない、タカムも飛び込んでパンチを返す。

 そして10R 、ジョシュアの左フックから右アッパーでぐらつかせ、ジョシュアが連打。左右のまぶたの出血もあってか、左フックが入りタカムの顎が大きく上がったところでレフェリーが試合をストップ。TKO勝ちでジョシュアがKO記録を更新した。

試合直後の写真をSNSに掲載し、タカムに敬意を表したジョシュア

 試合を止められたタカムは「なぜ止めるんだ」というゼスチャー。観客からはマットに沈むまで見たかったという声がブーイングとして会場に響いた。
 試合後、タカムは「レフェリーが何故止めたのかはわからない。受けてくれるんならリマッチをやりたい」と両まぶたが切れた状態ながら堂々とした口ぶりで再試合を希望した。

 連勝とKO記録を更新したジョシュアは「皆さんはタカムをマットに沈めることを望んでいたと思うが、私は判定になることは気にしてはいなかった」とし、今後、このイギリスで試合を続けたいかと問われると「自分では決められないがイギリスでもやりたいが、アメリカで戦ってもいい」と本場アメリカでの試合の興味を示した。

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