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【ムエタイ】志朗、ルンピニーで3連勝

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2018/03/17(土)UP

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志朗(右)は重いパンチを主体にダ―プグン(左)を圧倒する

「スックルンピニームエタイTKO ムエタイギャットペットスーパーファイト」
2018年3月17日(土・現地時間)タイ・ルンピニースタジアム

▼第7試合 122P(約55kg)契約
○シロー・ペットギャットペット(志朗/KICK REVOLUTION)
判定
●ダープグン・ダープランサラカーム(タイ)

 ISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(KICK REVOLUTION)がルンピニースタジアムのテレビマッチ『スックルンピニームエタイTKO』に出場した。

 志朗はタイでのムエタイに専念するため、名門ギャットペットジムに移籍。昨年12月9日と今年1月13日の同テレビマッチでそれぞれTKO勝ちを納めており、強打の一発を持った日本人選手としてその名を知らしめた。

 今回の対戦相手ダ―プグンは最近では7ch(BBTV)でのテレビマッチの出場が多い選手。

 ここ最近の志朗の活躍はギャンブラーからも認知されており、試合前レートは志朗有利5:4という好評価を得ていた。「志朗は何ラウンド目にKO勝利するのか?」というKO勝ちするラウンド数を当てる賭けまで発生しているほど。

 志朗は初回、ローキックで相手の出方を探る。2Rに入っても大きな動きはなかったが、志朗の安定した試合運びにより賭け率も志朗有利5:2へと開いていった。

 3Rに入り、ダ―プグンは組んできた。志朗のパンチやローの強打を封じ込め、首相撲から突破口を見出したいのだろう。ダ―プグンはまず鋭いミドルキックを蹴り、そこから一気に距離を詰め無理やり首相撲に持ち込む。それまで大人しかったダ―プグンが生き生きと力強くヒザを出し始めた。そして離れた間合いでは、志朗の右ストレートにカウンターでテンカオ(ヒザ蹴り)を刺す。

 時おり志朗の重いパンチがダ―プグンの顔面を捉えるも、ダ―プグンの力強いヒザ攻撃が評価され勝敗賭け率は5:4志朗有利と差を縮めてしまう。

 4R序盤は威勢よく攻めてきたダ―プグンだが、このラウンド中盤になって一気にヒザ数が減る。3R中にスタミナを使いすぎてしまったのか。

 ここから志朗のローキックからのパンチが炸裂。志朗の重いパンチを一発食らうとダ―プグンは一瞬動きが止まる。さらに志朗は容赦なくパンチとローを連打。そして距離を詰めたところをダ―プグンの首をつかんでヒザ蹴りの連打。

 この一方的な志朗の攻めの連続で、「志朗が圧勝するだろう」という見方が強まり、場内の賭けも終了した。

 最終R、ダ―プグンは逆転を試みて組んでくるが、志朗に攻めを捌かれ力尽きて試合をあきらめる。そして試合終了ゴング。

 志朗はダ―プグンに大差の判定勝利。これで昨年末からルンピニーで3連勝となった。

 今回志朗は4Rからの攻防で、スタミナ面・体勢捌き・その合間に強打のパンチを当てることなどで相手の出鼻をくじくなど、試合後半になってからも力強い試合運びができるという事を場内に知らしめ、また新たな信用を得る事ができた。この信用度を得る事の積み重ねが、現地で勝つ事への大きな武器となってゆく。早ければ4月初めに、再度ルンピニーか他でのビックマッチでの起用の話がきているという。

 志朗から勝利の声が届いている。「日本からのたくさんの応援ありがとうございました。3連続KOは出来ませんでしたが、連勝出来たので次は大きな舞台で試合が出来ると思います。5月にISKA世界防衛戦を予定しているので、その時は応援よろしくお願いします」

Photo&Text 早田寛 Hiroshi Soda

 

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●編集部オススメ

・志朗がルンピニーで2連続KO勝ち

・大崎一貴がルンピニーで8連続KO勝ち

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