3月3日(日)さいたまスーパーアリーナで開催されるUFCの日本大会『UFC JAPAN 2013』に、ゲストファイターとして招かれたグローバー・テイシェイラにインタビュー。UFCで3連勝中、MMA戦績20勝2敗という驚異のライトヘビー級新世代ファイターに迫ってみた。(取材日:2月28日)
PROFILE |
■第1章 格闘技を始めたのは22歳の時だった
ーー格闘技を始めたきっかけから教えてください。
「子供の頃からボクシングが好きだったし、ブルース・リーの大ファンだったんだ。それで自分も何か格闘技を学びたいと思い、柔術の道場に通い始めたことが格闘家になるきっかけになった」
ーー若いのにブルース・リーを知っているんですか。どういうところが好きだったのでしょう?
「彼は精神が強い。ファイターとしても強いだろうけれども、それよりも精神が強く、何が来ても恐れない、何が来ても立ち向かう。その精神の部分が好きだったね」
ーーブルース・リーが好きならなぜ空手やカンフーを学ばなかったんですか?
「僕が生まれ育った町はとても小さくて、空手やカンフーの道場は一切なかったんだ。だから柔術を始めたのも22歳の時で、ブラジルではなくアメリカに渡ってから始めたんだ」
ーー強くなりたい理由は何だったのでしょう?
「僕の実家は農家を営んでいて、毎朝5時に起きて牛の乳搾りをしたり、お米の苗を植えたり、沼地に馬を走らせて耕したりと、そういう作業を6歳の頃からやらされていたんだ。だから身体が強くなければいけないとずっと思っていて、強い人に憧れるようになったんだろうね」
ーー22歳で柔術を始めるまで、何かスポーツはやっていたんですか?
「いや、特にやっていなかった。サッカーはやっていたけれど特に上手くはなかったね(笑)」
ーーでは、その強い身体は農作業で養ったものなんですね。
「そうなんだ。時々、家の農業を手伝っていたという話ではなく、本当に毎日ハードに働いていたからね」
ーーその生活は何歳まで?
「6歳からお父さんのお手伝いを始めて、9歳からは本格的にやっていた。19歳でアメリカに渡るまで続けていたよ」
ーーブラジルからアメリカに渡ったのはなぜ?
「アメリカの方が生活環境はいいということで、アメリカで働いて家族に仕送りをしたり、自分自身もブラジルの過酷な環境ではなくもう少しいい生活をしたいと思い、仕事をするために渡ったんだ」
第2章「デビュー戦で負けて一念発起!」デビュー戦で負けたテイシェイラがとった行動とは? ・・・
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