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2009年 ピーター・アーツ

2013/12/10(火)UP

「K-1 WORLD GP 2009 IN YOKOHAMA」
2009年3月28日(土)神奈川・横浜アリーナ

▼第6試合 K-1ルール 3分3R延長2R
ピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ)
延長判定3-0 ※三者とも10-9
エロール・ジマーマン(キュラソー島/ゴールデングローリージム)

 K-1出場歴17年を誇る大ベテランのピーター・アーツに、「K-1革命」を叫ぶ“嵐を呼ぶエロジマン”ことジマーマンが挑む。K-1新世代を担う一人として、バダ・ハリに続いてアーツ越えを達成したいところだ。

 今回、アーツは元の師匠であるチャクリキジムのトム・ハーリック会長に再び師事を仰ぎ、入場テーマ曲も以前の『パルプフィクション』に戻したところにやる気を感じさせる。両者の年齢差は16歳。

 1R、アーツの右ローにいきなり右ストレートを合わせ、後方に吹っ飛ばすジマーマン。その後もパンチを振るって前に出ると、アーツもボディストレート、右ローで応戦。

 アーツの伸びる右ストレートがジマーマンをとらえ、ジマーマンがロープに詰まる。しかし、ジマーマンが右ストレートで逆襲! アーツを後方へ吹き飛ばす。

 右ローと右ストレートを交換し合い、アーツはボディを叩く。ガードを固めるジマーマンはジャブを返していくが、アーツが右ローから右ボディ。警戒に動くアーツは右ミドルからボディ攻め、徹底したボディ攻めにジマーマンはガードを固めて防戦一方に。オープンスコアは9-10(アーツ)、9-9、10-10。

 2R、前に出るアーツがワンツーから右ミドル。右ストレートからロー、そしてボディストレート。打ち合いに持っていくアーツにジマーマンの左フックが入るが、アーツは前へ出てハイキックとパンチ、そして組んでのヒザ。右ローも確実に入れていく。

 右ストレートから左でボディを叩くアーツ、ジマーマンの左ジャブには右ミドルを合わせる。その直後、ジマーマンの左フックがヒット! アーツが下がるとジマーマンがパンチで前へ出る。アーツは下がりながらもミドルキック、一度はロープを背負ったアーツだったが、左右のボディで反撃。

 ジマーマンも左フック、右ストレート、さらに伸びる右ストレートと飛びヒザ蹴り! このラウンドは三者とも10-9でジマーマンのラウンドだ。

 3R、ローの蹴り合いからアーツがパンチからロー、ジマーマンはブロックから右フックを確実に当てて行く。アーツのワンツーが突き刺さる! 前へ出てロー、ミドル、右ストレート。ジマーマンは左右のフックを振り回し、伸びるジャブにカウンターの左右フック。

 アーツは確実に右ローを当てて行き、ジマーマンは左ジャブで飛び込んでいく。ジマーマンの左フックにアーツが下がる! しかし、アーツもローからボディで再び前へ出る。

 下がりながらローを蹴り、パンチの機会を伺うジマーマン。ジマーマンの右ストレートを空振りさせ、右ハイキック。さらに右ストレート2発がヒット! ジマーマンが下がる! そこでゴング。

 判定はドロー、今大会3試合目の延長戦へ突入する。前へ出るのはアーツ、右ハイキック、左ミドル、右ロー、ワンツーと前へ出て組んでのヒザ蹴り。ジャブを伸ばし、ロープ際でアーツの右ストレートが炸裂! ジマーマンのバックブローは空振り。ヒザ蹴りを叩き込み、右ロー、右ストレートで前に出るアーツ。

 明らかに若いジマーマンよりスタミナで優っている。正面からヒザ蹴りを突き刺し、ジャブから右ローで攻めるアーツ。ロープ際でジマーマンが崩れた際には、倒れ際に顔面へヒザを入れる。

 ワンツーで前へ前へと出るアーツ、ジマーマンもパンチを返そうとするが、アーツの右ハイキック! そしてゴング! 判定は3-0でアーツの勝利! 新世代の台頭を退け、“20世紀最強の暴君”いまだ健在ぶりを発揮した。そして何と、アーツは放送席に座っていた藤原紀香さんの元へ! 

 今回の試合前にアーツは「藤原紀香のために闘う」と宣言していたのだ。藤原さんも立ち上がって笑顔でガッチリと握手して祝福、アーツはその手にキス。1歳しか違わないというアラサー同世代のアーツが、傷心の藤原さんを勝利で勇気付けた。 


「K-1 WORLD GP 2009 FINAL」
2009年12月5日(土)神奈川・横浜アリーナ

▼第1試合 リザーブファイト1 3分3R延長1R
○ピーター・アーツ(オランダ/チーム アーツ/K-1 WORLD GP 1994&1995&1998優勝)
判定3-0 ※29-27、30-27、29-28
●グーカン・サキ(トルコ/チーム レベル/K-1 WORLD GP 2008第3位)

 8月の試合で筋肉断裂の重傷を負い全治2ヵ月の負傷によりワールドGP開幕戦を欠場した昨年のベスト4ファイターであるサキと、開幕戦でアリスターに敗れた“ミスターK-1”アーツがトーナメントリザーバーの座を争う。

 3年前のワールドGP決勝トーナメントではリザーバーからの本戦復活を果たし、準優勝に輝いたアーツだが、奇跡の本戦出場を目指すためには、まずこの闘いで勝たなければならない。

 1R、ローキックの蹴り合いからアーツはサキがパンチで来るとミドルとローを合わせる。サキの左ハイは空振りするも、左ボディから右フックにつなげる。アーツの圧力に下がるサキ、アーツはストレートの連打と左ミドルで追っていく。

 サキは強いローで応戦。左ミドルを的確にヒットさせていくアーツは、右ミドルと右ハイキックも使って前へ前へと攻めていった。オープンスコアは10-9、9-10、10-10と三者三様に割れる。

 2R、左ミドルを連打し、右ボディストレートを突き刺すアーツ。サキの右ローにはバックブローだ。サキは右インローを的確に当てつつ、パンチを狙う。ボディ、顔面とパンチのコンビネーションからは右ローを打ち下ろす。

 前に出るアーツが左右のミドル、ローを蹴っておいて下がりながら左フックを打つサキへカウンターの右ストレート! これでアーツがダウンを奪う! 残り時間は少なく、すぐにゴング。オープンスコアは当然三者とも10-8。

 3R、倒しに行くアーツはパンチの連打とヒザ蹴り、右ロー。左右のストレートにガードを固めるサキ。ハイキックで応戦するもアーツの勢いは止まらない。左右のミドル、右ストレートで前に出続けるアーツ。サキのバックブローは不発だったが、続く後ろ蹴りはヒット。

 パンチからの右ロー、そして後ろ蹴りで逆転を狙うサキに、アーツはワンツーを繰り返して右ロー。左右ミドルの連打、サキもパンチのコンビネーション、しかしアーツがミドルを使って引き離す! 試合終了のゴングが鳴ると、場内は拍手と声援に包まれた。

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