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 12月30日(木)東京・有明コロシアムで開 催される『戦極 SOUL OF FIGHT』にて、WBCムエタイ日本スーパーウェルター級王者の山内佑太郎(パワーオブドリーム)と対戦する横山。士道館空手の全日本大会、そしてキッ クボクシングのリングでも“ファンタジスタ”と呼ばれる他に類を見ない足技を使う選手だ。なぜ横山は派手な足技にこだわるのか?(2010年12月28日up)

PROFILE
横山 剛
(よこやま・ごう)
1983年6月29日、兵庫県出身
身長178cm、体重70kg
2003年正道会館第5回ウエイト制オープントーナメント全日本空手道選手権大会軽量級優勝
第25回士道館杯争奪ストロングオープントーナメント全日本空手道選手権大会中量級の部優勝
2010年10月9日、我龍真吾を判定で破り、CMA KPWライト級王座を獲得
派手なオリジナルの足技を使うことから“天才空手家”“ファンタジスタ”と呼ばれる
CRAZY WOLF所属

■戦極キックボクシングのエースになりたい

ーーまず今大会へのオファーをいただいた時はどう思いましたか?

「まさか自分が出られるとは思わなかったので、これはチャンスだと思いました。K-1MAXにも上が らせてもらって(2009年7月13日、オープニングファイトに出場してノ・ジェギルに3RKO負け)今回は戦極さんということで、両大会に出られるなん て神戸では僕しかいないじゃないですか。

格闘技業界的にも両方のリングに上がれるのは珍しいですよね。自分みたいな選手にオファーが来てチャンスをいただけたので、凄く嬉しいです」

ーーこの大舞台で何をアピールしたいですか?

「戦極さんが今後もキックをやっていくのなら、その第1戦に出られたということで、実力でエースとしてやっていけたらと思っています。僕は空手家なので蹴り技中心のスタイルなんです。空手のベースを残しながら空手が一番強いってことをアピールしたいですね」

ーーキックに参戦しているのは空手の強さを見せたいからですか?

「はい、そうです」

ーー対戦相手はベテランの山内選手ですが、どんな印象を持っていますか?

「向こうはWBCムエタイの日本スーパーウェルター級チャンピオンで、僕もCMA KPWライト級チャンピオンなのでチャンピオン対決です。楽しみにしていますが、挑戦者のつもりで思い切りかかっていきたいと思っています。勝っても負け ても悔いが残らないような試合をしたいですね。映像を見ましたが、噛み合いそうな感じがします」

ーー山内選手は何でも出来るオールラウンダーです。

「僕は足技メインですが、パンチもずっと練習をしてきているので今回はパンチで倒せたらいいなと思っています」

ーー横山選手は“ファンタジスタ”の異名を持ち、足技を始めとして派手なオリジナル技を駆使しますよね。

「元々、柔軟性があったのがきっかけで、空手の先生にハイキックを教えていただきました。その先生に“それを武器に戦っていけ”と言われて、そこから足技を使うようになったんです」

ーー『GLADIATOR』の我龍真吾戦では、片足で蹴るとほぼ同時にもう片方の足でも蹴るという離れ技を見せましたね。他の選手が使わない技を使うという印象があります。

「二段蹴りですね。そこがポイントなんです。他の人が出来ないことをやるっていうことが。目立ってナンボじゃないですか(笑)。他の人がやるような技をやっても意味がないと思っています。キックや空手でこんな技が使えるのか、というような技を意識して使っていますね。

漫画やアニメではなく実戦でも使えるというのを見せて、みんなに夢を与えたいですね。それが僕のお客さんに対するひとつのパフォーマンスなんです。普通の パンチ&ローキックをやっていたら、お客さんも10何試合も見ていたら飽きてくるでしょう。お客さんを意識した試合を自分はやっています」

ーーああいう奇想天外な技はどういう時に思いつくんですか?

「それはですね ・・・

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