1月13日(月・祝)東京・後楽園ホールで開催された『2014年プロフェッショナル修斗公式戦第1弾』で初代ZSTバンタム級王者・藤原敬典をスリーパーホールドで下した前修斗環太平洋フェザー級王者・佐々木憂流迦(ささき・うるか/和術慧舟會駿河道場)。得意のスリーパーだけでなく、打撃力も増し、現在8連勝と勢いの止まらない佐々木がこれまでに変わらず取り組んできたこととは!? そしてスリーパーにこだわる理由を聞いた。(取材日:1月14日)
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■第1章 外国人選手と戦うために最低限必要なこととは?
――ZST王者との注目の一戦を制したわけですが、予告通りのスリーパーでの一本勝ちでした。
「そうですね、予告通りでした。でも試合前に予告のことは気にしていなくて、全体的に勝負しようと思っていました。打撃で行ったら結構当たっていたので寝技の展開にもいけるなと思いました」
――右ジャブが何度も的確に藤原選手の顔面を捕らえてました。
「距離感が凄く良かったです。相手は右のパンチを凄く狙っていたのがわかっていたのですが、それが来ても避けられる距離で戦うことが出来ました」
――ここ数戦を振り返ると、打撃面が凄く向上していると思うのですが、どういう練習を取り入れているんでしょうか。
「打撃面が向上しているのは自分でも感じていますが、練習内容は以前と変わりません。今まで打撃が下手と言われてきましたけど、元々練習で力を入れてきたのでようやくここで実を結んできたのかもしれません」
――打撃の練習中に意識的なものが変わったというのはないですか。
「意識は変わりつつありますね。打撃というよりも総合で戦っているという意識なので、練習でもキックボクシングのような打撃ではなく総合格闘技での打撃をやるように意識しています」
――ボクシングのジムに出稽古に行くなど、打撃は別物として取り組んでいる選手はいます。
「打撃の練習の中でも寝技の展開を意識したり、歩きながら打つといった練習をしています。芹澤代表もよく『総合での打撃を意識するように』と言われています」
――現在、佐々木選手は地方在住ですが、東京だと色んな選手がいて合同練習や技術交流があり東京と比べるとハンデがあると思いますが、どのように考えてますか?
「東京に来ると技術の流行があったり、そういうのがあるんだと気づくことも多々あります。僕の練習は基礎練習がほとんどで
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