3月30日(日)東京・後楽園ホールで開催される『RISE 98』のメインイベントでHungry!ヤン・ヘジュン(韓国)と対戦する上原誠(士魂村上塾)。前回昨年9月のライズでは自身も納得いかない試合内容だったが、「一番弱い上原誠をみんなに見せてしまったので、これからは強い上原誠を見せますよ」という。日本キック界が誇るヘビー級戦士の完全復活に期待がかかる。(取材日:2014年3月21日)
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■第1章 ヤン・ヘジュンの挑発を受けて上原は・・・
――試合が近づいてきましたが、どのような調整をしてきましたか?
「いつも通りのトレーニングをしてきただけだよ。あとは、俺の知り合いでアメリカのフットボールで活躍していた人がいるんだけど、その人のトレーニングを1カ月半前から取り入れたんだよね。トレーニングって、何かをプラスにすると何かがマイナスになる仕組みがある。例えばパワーが付くとスタミナが落ちるんだよね。でも、俺がやってきたのはアメリカで実際にやられているもので、スピード、パワー、スタミナが全部付くというトレーニングなんだ」
――どういうトレーニングをやるんでしょうか。
「説明するのは難しいんだよね。あまり内容は明かせないんだけど、何種類かの種目を時間で決めてこなしていくサーキットトレーニングみたいな感じでやっていて、日によって種目、回数、時間、セット数も違う。例えばベンチプレス、スクワット、腕立て伏せ、ランニングなんて誰でも出来るトレーニングでしょ。そういうトレーニングはもちろんやるんだけど、今回のトレーニングは高度なものでフォームとかもしっかりしていないとダメなんだよね」
――そのトレーニングにはどのくらい時間を割くんですか。
「1日に1~6時間やるね。6時間の時はぶっ通しでやるのではなく、1時間、2時間、3時間と分けてやっている」
――変化は感じてますか?
「目に見えるような変化は特にないけれど、感覚的な部分で感じている。何kgの物を持ち上げられるようになったとか単純なものではなく、姿勢、呼吸とか細かい部分でちょっとずつ改善されているよ」
――それでは今後が凄く楽しみですね。
「そんなに期待しないでよ(笑)。でも今回の相手はかなり挑発しているみたいだから、ムカついている。『上原には弱点がある。上原自身もそれをわかっていると思う。ローをぺちぺちと蹴ってくると思うけど、そういうことをしてきたら俺はイラつくぜ。俺の強烈なパンチを与えてやる』みたいな調子こいたことを言っていて、それが演技だとしてもリングの上では演技させないね」
――試合前のインタビューで相手が挑発してくると毎回ムカつきますか?
「ムカつくけど相手にもよるね。バダ・ハリとかに挑発されたら、これはマズイと思っちゃうじゃん(笑)」
――相手のヤン・ヘジュン選手は日本で何度か試合をしていますが、試合映像は見られましたか。
「(2013年12月8日松本哉朗戦を)1回見たけど動きが遅い。俺のことをパンチの技術がないとか言っているのでパンチでKOしてやろうか、迷っている。松本戦では判定で負けているんだけど、あの時は準備不足で勝てなかったと言い訳している。そんな言い訳をしているようではまだまだだね」
――新日本キックのヘビー級王者・松本選手がヘジュン選手に判定勝ちしていることは意識していますか?
「そこは全然していないね」
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