6月21日(日)東京・後楽園ホールで開催された『SHOOT BOXING2015~SB30th Anniversary~ act.3』にて、イノベーション&WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王者の二冠王・宮元啓介(橋本道場)を破った内藤。8月1日(土)東京・大田区総合体育館で開催の『BLADE.2 JAPAN CUP -55kg』で行われる55kg級日本トーナメント出場も決定し、ますます波に乗る19歳に勝因を聞いた。
PROFILE 内藤大樹(ないとう・たいき) |
■第1章 二冠王・宮元をいかにして攻略したのか?
ーー宮元選手はイノベーションとWBCムエタイ日本タイトルの二冠王。他団体の王者を迎え撃つ心境はどのようなものでしたか?
「初めて他団体の王者との試合が組まれたので、決まった時は楽しみでした。同じ階級なので、試合があったら気になって結果を調べたりしていましたし、意識はしていました」
ーー宮元選手は空手がベースで、空手の多彩な蹴り技を駆使するタイプですが、どのような対策をしましたか?
「それに関しては全く気にしていませんでした。回転系の技は、同じジムの鈴木博昭さんも使ってくるので慣れていたのもあります。油断はしませんでしたが、まずもらわないだろうと思っていましたね。怖さもなかったですし」
ーーでは、宮元選手の何を警戒していたのですか?
「試合を見てテクニックがある選手だと思っていたので、相手のペースにハメられないように、自分のペースにハメようというのが作戦でした。自分から先に攻撃していくことを意識していましたね。先に蹴らせると絶対にペースを持っていかれるので、自分から先に当てることを考えていました」
ーー2Rには見事な一本背負いを決めて、シュートポイントを奪いました。
「あれは狙っていたものではなく、反射的に出たんです。自分でもビックリしました(笑)」
ーーそうなんですか? 練習はされていたんですよね。
「たまにやるくらいで、そんなに頻繁に練習していた技ではなかったんです。相手がパンチを打ってきたところで、腕を絡めて投げたんですが、特に用意していた技ではなかったので本当に反射的に出ました。イメージとしては投げのカウンターですね」
ーー自分としては相手をどの部分で上回っていたと思いますか?
「リーチを活かした攻撃ですかね。自分の方が手足が長かったですし、蹴り技の重さも自分が優っていたと思います」
ーー試合を見ていて、相手よりも必ず一発多く返すことを意識しているように思いました。
「それは心がけていました。絶対に後手に回らない、打ってきたら絶対に返す、打ち合いや蹴り合いになっても絶対に自分が打って終わる、というのを意識していましたね」 ・・・
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