【シュートボクシング】鈴木まさかの敗北、世界戦消滅か
▼第8試合 エキスパートクラス特別ルール
○坂本優起(シーザージム/SB日本スーパーウェルター級王者)
判定3-0 ※29-28、29-28、29-27
●T-98(たくや/クロスポイント吉祥寺/REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王者)
SB王者・坂本が、INNOVATIONとREBELS-MUAYTHAIの二冠王T-98を迎え撃った。
坂本は浅草で人力車を曳く仕事をしており、その仕事で培ったパワーとスタミナで現在5連勝中。対するT-98も“ムエタイゴリラ”の異名通り、パワーで相手をねじ伏せる選手でレベルス中量級のエースとして君臨している。
1R、T-98は右ローを徹底的に蹴り、バックを奪っての投げを見せようとする。坂本は右ストレートを何度ヒットさせてもまったく怯まないT-98。しかし、右ストレートでコーナーに詰めた坂本がパンチの連打でダウンを奪う。
2R、T-98が圧力をかけて坂本をコーナーやロープ際に追い詰め、パンチの連打から右ハイ、右ローを当てていく。坂本も打ち合いに行き一進一退。
3Rも前に出るT-98だが、坂本もショートパンチの連打で応戦。意地と意地がぶつかるパンチの打ち合いとなり、お互いに一歩も退かず手を出し合う。
打ち合いは最後まで続き、場内は拍手に包まれる。判定は3-0で坂本がレベルスからの侵略者を撃退した。
・【試合動画】T-98vs健太のWBCムエタイ日本タイトルマッチ
▼第7試合 エキスパートクラス特別ルール 55.5kg契約
○内藤大樹(ストライキングジムAres/SB日本スーパーバンタム級王者)
判定3-0 ※30-29、29-28、30-28
●宮元啓介(橋本道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATIONスーパーバンタム級王者)
SB王者・内藤と、JAPAN KICKBOXING INNOVATION&WBCムエタイ日本王者の二冠王・宮元が一騎打ち。内藤はSB軽量級期待の新星として注目を浴び、現在5連勝と勢いに乗っている。対する宮元は空手仕込みの大技と静かな面持ちの奥で燃える闘争心を持つイノベーションの看板王者。
1R、お互いにローを蹴りつつ、内藤はパンチと顔面前蹴り、宮元はミドル&ハイキックを狙う。
2Rも蹴り合いとなり、宮元が左のパンチを連続ヒットさせて優勢になったかと思われたが、内藤が豪快な一本背負いを決めてシュートポイントを奪う。
3R、宮元が打ち合いを挑み内藤もこれに応える。宮元のパンチに必ずパンチかローを返し、前蹴りで宮元の出鼻をとらえる内藤。宮元は空中回転蹴りも繰り出し、打ち合いに行くが、内藤の返し技が冴えて一歩も譲らない。
判定で王者対決を制した内藤は、マイクを持つと「8月1日、BLADEの55kgトーナメントがあります。宮元選手が出ることになっていますが、宮元選手と交代してもらって自分が出たらSBと55kgを盛り上げる自信があるので、よろしくお願いします」と、BLADE参戦をアピールした。
大会終了後、シーザー武志SB協会長は「まだ不安なところもあるが、まだ若いのでいろいろな経験を積ませたい。出してもいいなと思うので話をします」と、内藤のBLADEトーナメント参戦にGOサインを出した。
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