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【4月・ベストファイター】“筋肉モンスター”アキラ、正規王者・久米鷹介を下してパンクラス ライト級統一王者に!

 毎月イーファイトのサイト名にちなんでより良い試合をした選手に贈られる、格闘技月間ベストファイター賞。2023年4月のベストファイターは、2023年4月30日(日)東京・立川ステージガーデンで開催された『PANCRASE 333』のライト級王座統一戦で正規王者の久米鷹介(ALIVE)を判定2-1で下して、ライト級統一王者となった“筋肉モンスター”アキラ(武蔵村山さいとうクリニック/前暫定王者)に決定した。(2023年5月24日UP)

PROFILE

アキラ AKIRA
1987年1月18日生まれ(36歳)長野県塩尻市出身
武蔵村山さいとうクリニック所属
身長 167cm、体重 71.0kg
戦績 32戦 19勝(5KO・2S) 9敗4分

獲得タイトル
現ライト級キング・オブ・パンクラシスト

 中学・高校は剣道部、日本体育大学では体操部に所属。大学在学時、2005年にPRIDEの五味隆典vs.桜井“マッハ”速人を見て、その後に五味が主宰する久我山ラスカルジムに入門し、MMAへの道へ進むこととなる。コンバットレスリングで結果を残し、10年に修斗でプロデビュー。13年からパンクラスを主戦場に実績を積み上げた。

 21年にはRIZIN初参戦で阿部大治と対戦して、一本勝ち。続く鈴木琢仁を判定で下してRIZIN2連勝。3連勝を目指したが大原樹理に判定負けも、昨年9月にパンクラス ライト級暫定王者決定戦で松本光史にKO勝利し、暫定王座獲得。今年4月の同級統一王者決定戦で正規王者の久米鷹介を判定2-1で下して、統一王者となった。

選考理由

1、正規王者の久米鷹介を下してライト級統一王者となる
2、統一王座戦で手に汗握るシーソーゲームを最後に制した

選考委員
格闘技雑誌Fight&Lifeとイーファイトの全スタッフ

 受賞されたアキラ選手には、ゴールドジムより以下の賞品(アルティメットフレキシジョイントUC–Ⅱ 1個、マルチビタミン&ミネラル 1個、アミノ12パウダー 1個)と、イーファイトより記念の盾が贈られます。

アルティメットフレキシジョイントUC-Ⅱ®

非変性Ⅱ型コラーゲン(UC-Ⅱ®)に、MSMやユニベスティン、キャッツクローを配合したサプリメントです。

マルチビタミン&ミネラル

100%自然素材を使用したビタミン&ミネラルサプリメント。着色料、香料、保存料は一切使用しておりません。

アミノ12パウダー

BCAAなど体内で合成できない必須アミノ酸を8種類配合。身体作りに好適なアルギニン、オルニチン、グルタミン、グリシン配合。飲みやすいオレンジ風味。

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贈呈:ゴールドジム

ベストファイター記念インタビュー

■「1RからKOするつもりで戦いました」

アキラは1Rから右のパンチを当てていった

 アキラは、正規王者の久米鷹介とのライト級王座統一戦を行うことが決まり、短期勝負を仕掛ける決意を固めていたという。

「久米選手は、長い間、ベルトを持っている強豪ですし、パンチも強く、組みや寝技もうまくて穴のない選手。そんな強い選手に対して、自分ができることは最初から全力で倒しに行くことでした」

 百戦錬磨の相手にペースを握られる前に、勢いで飲み込む。5分5ラウンドの長丁場になる可能性があるタイトル戦でアキラは、玉砕覚悟ともとれる、この策を実行した。

 アキラは1Rから圧力をかけて前へ出ると、右のパンチを当てていく。久米はステップを踏みながらディフェンスするも、ややアキラの勢いに押される印象があった。このラウンドは互いに譲らない展開となったが、アキラは手応えを感じていた。

「試合前は、久米選手の強さを警戒していましたが、1Rが終わった時点である程度、自分の実力が通用することが分かりました」

 戦前は久米の評価が高く不安もあったアキラだが、1Rが終わり、勝利への道筋が見えたことを明かした。

■2Rに仕掛けられたバックチョーク「やっぱり久米選手は強い」

パウンドを放つアキラ(上)

 ところが2R、アキラの気持ちを見抜いたのか、久米が攻勢に出る。右のパンチをアキラに入れると、組みからテイクダウンを奪い素早くバックに回り、四の字フックで固めた。

 絶体絶命のアキラ。久米はバックチョークを狙いつつ、パンチや鉄槌を落としていく。この時、アキラは「やっぱり久米選手は強い」と思ったそうだ。

 バックチョークを防ぎながらアキラは、体を反転させて正対しようと試みるも、久米はそれを許さなかった。1Rはアキラのラウンドになったが、ここは久米が挽回した。

 3Rに入るとアキラは逆襲に転じる。「このラウンドを取られたら厳しくなるのは分かっていたので、フィニッシュまで行こうと思っていました」とアキラは、右のパンチを狙いに行く。久米はヒザ蹴りをアキラのボディへ。この時、アキラは「そうだ。ヒザ蹴りがあった」と自分もヒザ蹴りを返した。そして、久米がタックルに入っていたこともあり、体が交錯してアキラが久米の上に乗ることに成功した。

「久米選手がタックルに入ったタイミングで自分がヒザ蹴りを打ちにいったため、そのまま体を預けるような形になりました。あの技は、ボディプレスと呼んでいます(笑)」

 久米の上に乗り抑え込みながら、アキラがパウンド攻撃をしたところでラウンドが終了した。

▶次ページ:アキラ、ダウン奪うも久米の大逆襲で窮地に/次なる目標は?

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