【芦原会館】新体制発表、JFKO二連覇目標に
劇画「空手バカ一代」の登場人物としても知られる、“ケンカ十段”の異名を取った空手家・芦原英幸。単身四国に渡って極真会館の支部を開設し、1980年9月には極真会館から独立、「新国際空手道連盟 芦原会館」を設立した。国内に約160、海外に約170の支部を持つまでに拡大したが1995年4月24日に芦原は他界。その日から長男の芦原英典が2代目館長となり、今年で20周年を迎えた4月12日(日)松山全日空ホテルに於いて「芦原英典館長就任20周年記念パーティー」が盛大に開催され、全国の支部から支部長・道場生が集った。
英典館長が17歳の4月(高校3年生)に父でもある先代の英幸館長が他界し、館長に任命されたことから「諸先輩の方々のご指導、ご支援によりここまで来ることができました」と感謝の意を述べ、またこの20周年を機に国内の組織を更に強化すべく新体制も発表された。これまでは各県の支部長で構成された組織であったが、地区ごとの統括責任者制度をつくり9名が任命され、組織の運営体系を強化した。さらに技術と指導体系を統一するためにこれまで存在しなかった師範代制度も。これには先代芦原英幸に指導を受けたキャリア30年以上の門下生19名(支部長も含む)が師範代に任命された。
昨年から新極真会の緑健児代表が理事長を務め、オリンピックを目指して活動する(社)全日本フルコンタクト空手道連盟(以下・JFKO、261のフルコンタクト空手団体が加盟)に参加。昨年5月にJFKO主催の第1回全日本大会に出場し軽量級を男女とも芦原会館が制覇した。
今後の試合について英典館長は「試合は出たい人がいたら出ても良いです。しかし試合はあくまで稽古、捌きの練習の一環として出てください。芦原カラテはあくまで捌きの完成を目指している団体」と、捌きの稽古としての試合と位置づけた。
今年も5月23~24日に大阪府立体育館にてJFKO第2回全日本大会が開催されるが、昨年軽量級男子優勝の大石航輝、軽量級女子優勝の菊川結衣が二連覇を狙って出場する。英典館長は「出場するからには二連覇を目指して欲しい」と両選手に期待を込めた。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】