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【JFKO】重量級は”塚本弟子”渡辺優作が初優勝、3年半ぶり復帰の”マシンガンパンチ”前田勝汰が貫録のV=男子

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2023/05/22(月)UP

重量級は、渡辺(右)が後藤(左)を下し初優勝

 5月20日(土)、21日(日)にエディオンアリーナ大阪で開催された『第8回全日本フルコンタクト空手道選手権大会(JFKO)』。300を超えるフルコンタクト空手団体・道場が集結し、男子重量級では渡辺優作(新極真会)が初優勝。男子中量級では、19年11月以来の試合出場となる前田勝汰(新極真会)が復帰、貫録の優勝を飾った。

 男子重量級は、昨年優勝の入来建武は不参加。決勝は前回の準優勝・後藤優太(空手道MAC)と、対抗の渡辺優作(新極真会)が順当に勝ち上がり激突した。

 渡辺は極真会館(松井派)で活躍する選手だったが、17年に新極真会に移籍、塚本徳臣率いる世田谷杉並支部所属となった。滑るようなステップから繰り出す強烈な突きを得意とする。

 対する後藤は新極真会の全日本大会でも準優勝(22年)、3位(20年)を勝ち取っている強豪選手だ。長身と並外れたフィジカルから繰り出される、多彩な蹴りが武器だ。

 両者は昨年12月の新極真全日本の準決勝で激突、渡辺が顔面殴打の反則で後藤が反則勝利している。

 決勝では、渡辺が重い突きと下段廻し蹴りを軸に攻め立て、本戦5-0で勝利。渡辺は前回も3位入賞、長らくファイナルの壁に阻まれていたが、自身初となるビッグタイトルの獲得に成功した。

軽重量級決勝、多田(左)が加藤(右)に強烈なローキック

 男子軽重量級では、前回王者・多田成慶(新極真会)と、19年の新極真世界大会3位など歴戦の加藤大喜(新極真会)が対決。

 多田の重い下段蹴りや突き、加藤の多彩なコンビネーションが交錯する勝負となったが、加藤の注意3が響き、本戦5-0で多田が連覇を達成した。

 軽重量級に参戦した、元松井派の”一撃の貴公子”髙橋佑汰(髙橋道場)は、準決勝で多田のステップを捉えきれず判定負け、昨年と同じく3位となった。

前田勝汰(左)が復活、怒涛の突きを効かせる!

 男子中量級では、17年の新極真会・世界ウエイト制大会の軽重量級優勝など、華々しい経歴を持つ前田勝汰(新極真会)が復帰。”マシンガン”のような威力あるパンチを得意とする。
 19年11月の新極真世界大会以降、コロナ禍などを経て試合からは遠のいていたが、今回約3年半ぶりの試合、階級を下げて中量級での参戦となった。

 前田はブランク前と変わらぬ回転の速い重い突きで押し込み、準々決勝で石野源太郎を、準決勝で前回優勝の後迫龍輝をいずれも本戦で下して勝ち上がり。
 決勝では?澤穂高(新極真会)と対決。互いが得意とする下段廻し蹴りと突きで一進一退の攻防を展開したが、途切れぬ突きで攻め続けた前田が本戦4-0で復活Vを達成した。

軽中量級では、白蓮会館・平木(右)が勝利

 注目の白蓮会館エース・福地勇人は、準々決勝で戦慄の胴廻し回転蹴りによる一本勝も、準決勝では?澤に最終延長で判定負けした。

 男子軽中量級では、白蓮会館の若獅子・平木楓が男子では唯一新極真勢以外の優勝を手にした。
 決勝では大坪裕希(新極真会)とぶつかり、両者一歩も譲らぬ拮抗した展開となったが、手数で上回った平木が本戦5-0で初優勝。文部科学大臣賞も受賞した。

軽量級は澤井(左)が初優勝

 男子軽量級では、前回準優勝の澤井天心(新極真会)が嬉しい初優勝。笹裏健士朗(聖武会館)との決勝は、本戦では決着がつかず、延長戦では攻め手を緩めなかった澤井が3-0で悲願の初優勝を達成した。

 今大会で3連覇を目指していた魚本尚久真(魚本流空手拳法連盟)は、初日から一本勝ちなど他を圧倒する組手で駆け抜けたが、準決勝で笹裏に痛恨の顔面殴打を含む3つの注意により、本戦5-0で敗退した。

<各階級ベスト4>

重量級 左から後藤、渡辺、亀山、多田

■男子重量級

優 勝 渡辺優作(新極真会)
準優勝 後藤優太(空手道MAC)
第3位 亀山真(新極真会)
第3位 多田大祐(白蓮会館)

 


軽重量級 左から加藤、多田、江口、髙橋

■男子軽重量級

優 勝 多田成慶(新極真会)
準優勝 加藤大喜(新極真会)
第3位 江口雄智(新極真会)
第3位 髙橋佑汰(髙橋道場)

 


中量級 左から?澤、前田、福地、後迫

■男子中量級

優 勝 前田勝汰(新極真会)
準優勝 ?澤穂高(新極真会)
第3位 福地勇人(白蓮会館)
第3位 後迫龍輝(新極真会)

 


軽中量級 左から大坪、平木、福永、前平

■男子軽中量級

優 勝 平木楓(白蓮会館)
準優勝 大坪裕希(新極真会)
第3位 福永匠真(KWF極真会館)
第3位 前平斗真(新極真会)

 


軽量級 左から笹裏、澤井、郷、魚本

■男子軽量級
優 勝 澤井天心(新極真会)
準優勝 笹裏健士朗(聖武会館)
第3位 紅谷凱(極真拳武會)
第3位 魚本尚久真(魚本流空手拳法連盟)

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