【ナイスミドル】在日米兵、王者相手に大健闘
NICE MIDDLE実行委員会
「NICE MIDDLE 30」
2016年5月22日(日) 東京・新宿FACE
2008年に旗揚げした中高年世代のためのキックボクシングイベント『NICE MIDDLE(ナイスミドル)』が30回目を数え、いまや中高年世代の注目イベントに成長、今回は5度目の防衛をかける長嶋や在日米軍兵の参戦などで会場を沸かせた。
▼第14試合 ミドル級 ノンタイトルマッチ 2分2R
“NICE MIDDLEミドル級王者”
△川辺克実(45歳/PHOENIXファンキーガッツメン/理化学用研究機器製作卸)
ドロー 判定1-0 ※20-19(新興)、19-19、19-19
“在日米軍からの刺客”
△新興白蓮(39歳/新興ムエタイジム/在日米軍)
1R、在日米軍の新興は大応援団の声援を受け、長いリーチを生かしミドルキックを中心に攻め、パワフルな攻撃が目立つ。一方、王者・川辺は派手さはないが、右ローと右ストレートをコツコツと当てていく。
2R、新興は首相撲の展開に持っていこうとするが、川辺はつき合わずに右ストレートで反撃。
何度も新興の顔面をとらえ、川辺の猛攻の前に新興は横を向いてしまう場面も。
判定は0-1 で新興に1の支持があったがドロー。王者に大健闘した新興、今後の再戦も期待される。
▼ファイナル(第15試合)NICE MIDDLE ライト級タイトルマッチ 2分3R
“ボーンクラッシャー”
△長嶋 学(47歳/クラミツムエタイジム/電気工事会社代表)
判定1-1 ※30-29(長嶋)、28-29(レイチャ)、29-29
“永遠の15才”
△レイチャ親方(45歳/MKBキックボクシングTHEチーム肉/建設会社代表)
※長嶋が5度目の防衛に成功。
この日のメインでは、ナイスミドルライト級タイトルマッチが行われ、5度目の防衛戦となる王者・長嶋に、挑戦者レイチャ親方が挑んだ。
1R、開始早々にレイチャのサウスポーの構えからの左ストレートが長嶋のアゴにヒット。1年ぶりの試合のためか長嶋の動きはやや硬い。レイチャの左ローからの左ハイ、左ストレートが続けてヒット。
2R、プレッシャーをかけながら左ストレート、右ローを繰り出していくレイチャ。長嶋は左右のボディブローで反撃。ラスト10秒から、両者ラッシュを掛け、大声援でラウンド終了のゴングが聞こえないことに。
3R、始まりと同時に足を止め激しい打ち合う両者。長嶋は首相撲の体勢からヒザ蹴りのラッシュ。その後も、長嶋の右ロー、ヒザ蹴りが間髪をいれずにヒットするが、そのあとに繰り出したヒザ蹴りがレイチャの下腹部に入り、一時試合中断。再開後、激しく打ち合う両者だが、ここで偶然のバッティングにより、レイチャの右目尻から出血。2度目の再開後も両者足を止めての打ち合いに、会場のボルテージは最高潮になり、またもやラウンド終了のゴングが聞こえない事態になる。
判定は1-1でドロー引き分け。長嶋が辛くもナイスミドル歴代最多の5度目の防衛に成功した。
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】