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【RIZIN】木村ミノルと対戦するベネット「K-1は甘い世界」

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2016/08/18(木)UP

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MMAデビュー戦の相手ベネットの写真を手に、「ぶん殴ってやる」と意気込む木村

 9月25日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント開幕戦』の記者会見が、8月18日(木)都内にて行われた。

 今大会でMMA(総合格闘技)への初挑戦が発表されたK-1ファイターの木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Fighting Kairos/マイウェイジム)の対戦相手は、かつて『PRIDE武士道』で五味隆典と対戦したチャールズ・”クレイジー・ホース”・ベネット(アメリカ)に決定。

 ベネットは剛腕を武器にアメリカのMMA大会『KOTC』で活躍。五味戦後もPRIDEに参戦し、前田吉朗をKOしたほか川尻達也とも対戦している。また、2005年の大みそかには俳優・金子賢の格闘技挑戦の相手を務め、1R4分14秒、腕ひしぎ十字固めで一蹴した。

 現在も現役選手として活動し、戦績は59戦29勝30敗。負けの方が多いが、打撃によるKO勝ちは17、関節・絞め技による一本勝ちは9と勝利した試合はほとんどフィニッシュしている。今年はすでに4戦を行っており、2勝2敗。

ベネットの顔写真パネルへ憎しみのこもったパウンドをかなり強く打った木村。本番でも炸裂するか

 ベネットは主催者を通じて次のようにコメント。「遂に決まった。日本に行くぜ。めちゃくちゃうれしいぜ。また国際戦をして外国人をぶっ飛ばして金を稼げる。こんなに興奮することはねぇだろう。しかも今回の相手はK-1だと? K-1の連中はみんな親切だからな。甘い世界に残ってた方がよかったんじゃないか?

 こっちの世界の奴らはみんな意地悪だぜ。パワーボム(相手を持ち上げて頭や背中からマットに叩きつける)、チョーク投げ(のど輪を仕掛けてそのまま相手の頭をマットに叩きつける)、ヘリコプタースラム(相手を抱え上げてグルグルと回りながらリングを囲む金網に相手を叩きつける)なんてされたことないだろう。全部健康に有害な技ばかりだ。

 対戦相手のことは知らねぇがミノルだったか何だか。とにかく女みたいな名前だ。改名した方がいい」

ベネットのコメントに怒った木村は、ベネットの顔写真パネルをヒザ蹴りで折って吹っ飛ばす

 このコメントを聞いた木村は、「かなりナメてますね。こっちもそんな生ぬるい世界で生きていないし、ずっと殺し合いの世界で生きているので、そういう健康に悪い技をやってくるのなら、こっちもボコボコぶん殴って顔面蹴りまくって失神させます。K-1は組んで時間稼ぎ出来るリングではなく、殴り合いで俺もここまで来たのでそれを痛いくらい分からせる」と、失神KOで仕留めると言い放った。

 また、榊原信行RIZIN FF CEOは「ベネットはPRIDE時代と違ってテクニカルな試合が出来る選手になっているので、デビュー戦としてはハードルが高い。木村君も練習しているだろうがMMAはそんなに甘くない。リスクの方が高いと思いますね」と、木村にとって危険な相手であると語った。

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