【ムエタイ】福田海斗、復活ならず、ラジャダムナンで判定負け
「スック ワンキントーン」
2017年5月22日(月・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアム
▼第4試合 115ポンド契約
○ケンペット・ポープライアナン(タイ)
判定3―0 ※49―48、49―47、49―48
●カイト・ウォーワンチャイ(元タイ国プロムエタイ協会フライ級王者/キング・ムエ)
福田はこのところ負けが続き、前回3月はラジャダムナンスタジアムにて若手成長株のドードー・ルークコークラックに自身2度目のKO負けを喫している。とはいえ、そのドードーも福田に勝利後ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級にランクイン、昨年11月に対戦したフルックノーイもすぐにランクインするなど、ランカーへの当落線上に福田がいることは間違いない。
この日も平日興行の第4試合という試合順にマッチメイクされ、その実力が充分に認められている証拠であろう。
今回の対戦相手ケンペットもランク入りを狙う若手選手。所属のプライアナンジムでは、ケンペットが福田に勝利したら5万バーツのチップが用意されているとの噂が流れ、ケンペット陣営の意気込みが感じられた。
そんな中でも、試合前の賭け率は10―9で福田がリード。数々のランカークラス、チャンピオンクラスとの試合を重ねてきた福田が有利と判断されているようだ。
試合は序盤、静かな立ち上がり。今回の115ポンドという体重のため、6kg近い減量を重ねたということでケンペットも体力を温存しているようだ。ケンペットもヒザの選手ということで、試合は3Rから激しくヒザが交錯する。このラウンド後半、ケンペットが良い体勢を作り上手くヒザを当てる。
4Rに入ると、福田はパンチで前進するが、ケンペットの前蹴りで思うように懐に入れない。組んでもケンペットに深く組まれ、ヒザを当てさせてもらえず福田の印象が悪い。最終R、後がない福田はパンチで逆転を狙う。スタミナ切れ気味のケンペットのボディへパンチを集中するが、ダウンを奪うまでには至らず、終了のゴング。3―0の判定負けとなった。
試合後、プロモーターであるウィナイ・ナックシン氏は、「カイトはこのところ勝ち星に恵まれていないが、我々はそれを承知で強豪と試合をさせている。それはカイトを育てるためだ。今はどんどん強い選手と試合して、力を付けていってほしい。次はラジャダムナンスタジアムではないが、サラブリーのテレビマッチに出場させる」と福田への期待感を示した。
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