【KNOCK OUT】全試合KO優勝の森井「一戦一戦、命を懸けた」
決勝を争った勝次も全試合KOで勝ち上がってきた強敵。「やっぱりやりにくい感じでした。1Rは相手の技も殺気があって手が出せない状態で、どうしようかと思った。2Rに入って一発効いたのがあったのでそこしかない、チャンスと思ったところで詰めていきました」と、一瞬のチャンスを逃さなかった。
「ハイキックもヒジも間近で打って来るので、(ラウンド終了の)ゴングが鳴るまで集中を切らさないようにしていました。2Rにダウンを取った後も落ち着かないようにしたんです。集中を切らさないように。それで(セコンドの)小林(聡)さんに叩いてくれと言って。この興奮状態を収めたら冷静になって集中が切れるので、アドレナリンが切れないように闘魂を注入してもらいました」と、興奮状態を持続させていたという。
森井優勝の立役者でもあるコーチの小林聡とは、「勝った瞬間に抱き合って、その後で話そうと思っていたんですがもういなくて(笑)。今日の朝、電話でありがとうございましたって言ったらテンションが高かったので喜んでくれていたと思います」とのエピソードを明かす。師匠である藤原敏男氏には「よくやった」と声をかけられたという。
実は「試合前のウォーミングアップ中に身体が全然動かなくて、今日はヤバいって思っていました、でも試合が始まったら動けました。だからアップ中は怖かったですね。緊張か練習疲れか分からないけれど、キレのよさが出てこなかった。過去にそういう経験があって“ヤバい、あの時のかよ”と思ったんですが違いました」との不安もあったことも明かした。
試合に集中していたため優勝賞金が300万円であることを、試合が終わるまで知らなかったと言い、改めて使い道について聞かれると「親孝行します。旅行に行って、正月に帰った時にうまいものを買っていけたらと思っています。破格の賞金と聞いていたので、もうちょい上を想定していました(笑)。欲しいものがあるので買いたいと思っていたんですが、まだ足りないかな」と、もっと高額の賞金だと思っていたと言って記者たちを笑わせた。
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