【K-1】勝利でスタート切った村越、狙うはK-1とKrush王座
「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN~SURVIVAL WARS 2017~」(27日、東京・後楽園ホール)ではKrush-58㎏王者・西京春馬を降した椿原龍矢、ベテランにして格上の山崎陽一をKOした和島大海、大会第1試合で勝利した篠原悠人と関西勢が大活躍。28日に行われた一夜明け会見には3選手が出席し、試合を振り返りつつ来年の展望を語った。
技巧派王者・西京をさらに上回る技巧で降した椿原は今年のK-1甲子園-55㎏のチャンピオン。西京とは2015年の甲子園決勝で対戦するも判定負けを喫しており、今回そのリベンジを叶える形となった。
関西人らしいユーモラスな語り口の椿原だが「いつもは55㎏でやらせてもらっていて同階級ではスピードもパワーも負けないし、打たれても前に出るんですけど、今回は相手の方が大きいのでパワーで勝つことを諦めて距離を取って戦えたのが勝因かなと思います。思っていた通りに戦えたと思います」と、頭脳的な戦いとそれを可能にする器用さ、柔軟なスタイルを感じさせた。
来年以降の戦いについては「55㎏でも57.5㎏でも両方できるので、ジムの人や先生と相談して決めていきたい」と話したが、K-1スーパー・バンタム級王者・武居由樹の名を挙げ、「いつか挑戦させてほしい」と語った。
第3試合で山崎をKOした和島は椿原と同じ「月心会チーム侍」の所属。山崎とは昨年試合会場で一緒になった際「いつか当たると思うので頑張ります」と伝えていた秘話を明かし、思っていたより早く訪れたチャンスをものにできた喜びを噛み締めた。
来春大学を卒業する和島だが就活は行っておらず、「格闘技で行けるところまで頑張ってみたい。スーパー・ウェルター級は外国人が強くて日本人があまり勝てていないですけど、その階級でも通用するように頑張りたいです」と、格闘技に就職する意気込みでさらに上を目指す。
また大阪出身の篠原悠人も第1試合でローブローを受けあわや続行不可能かのダメージを負ったが、それを乗り越え判定勝利。この結果を受け会見に出席したK-1宮田充プロデューサーは「関西勢の躍進が今年は目立って、2018年は大阪を1つのキーワードにやっていきたい」と大会の総括で触れ、関西勢の猛威がさらに強まるのを自身も期待しているようだった。
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