【K-1】武尊の一夜明け会見(1)60kgでやるのは1度だけのつもりだった
3月21日(水・祝)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナにて開催された『K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1~』の一夜明け会見が、22日(木)都内にて行われた。
新生K-1史上初のビッグイベントとして開催された今大会は前売り券が完売、100枚のみ用意された当日券も朝6時からファンが並び、10時の発売開始から10分で売り切れ。会場は15,000人超満員札止め(主催者発表)となり、ABEMAでの生中継はスポーツ部門のこれまでの視聴者数でトップを記録したという。
会見には「K-1 WORLD GP第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」で優勝し、史上初のK-1三階級制覇を成し遂げた武尊(26=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が出席。「メインイベントで出来てチャンピオンになれたので、昨日のことを去年から毎日それだけを考えてやってきたので嬉しかったです。それを超満員のお客さんと共有できて嬉しかったです」と昨夜を振り返った。続けて、トーナメントの3試合を振り返る。
「1回戦は前王者の大雅選手にKOで勝っている選手なので、60kgのベルトを懸けるなら絶対にやりたい相手だった。本当は違う大会が決まっていたらしいけれど、こっちを選んでくれて感謝しています。強い選手だったので全神経を集中させて練習していました。
一発がある選手だったので左フックを特に警戒していました。その対策をずっとしていたんですが、それでもタイミングが読めなくてもらったりしました。ベルトを獲ることを一番の目標にしていてので倒そうというよりも勝ち上がりたい気持ちが強かったです。勝てたことが本当に嬉しかったです。
準決勝の郷州(征宜)選手は気持ちが強くて身体がタフなので、トーナメントでああいう選手とやると削られてしまう。当たる(相手と試合中にコンタクトする)回数が多い選手とやると怪我をするし、やりたくないと思っていたんですが、あれだけアグレッシブに来る選手なので、逆に言うと倒すチャンスはあると思っていました。
でも1回戦でヒザを痛めていたので、パンチですぐに倒したいというのがありました。郷州選手の1回戦の映像を見て、右のパンチを合わせられると思っていて練習していたので、作戦がハマって倒せました。
決勝の小宮山(工介)選手は独特の距離感が難しくて。どう攻略するか、映像を見ているだけだとイメージがつかなくて。無理に飛び込んでもカウンターのハイキックとかバックスピンキックを持っているので警戒していました。探りながら試合をやりました。でも決勝戦なので、距離が空いている試合にしたくはなかったので強引に詰めて入っていった感じでした」
三階級制覇については「正直、僕はさいたまスーパーアリーナでチャンピオン対決がしたいと思っていて(当初組まれたスーパー・フェザー級王者の大雅とのワンマッチ)、その試合のためだけに60kgに上げようと思っていたんです。そのための身体作りは食事に気を付けていて、三食とも吐きそうになるくらいギリギリまで食べて無理やり体重を増やして。コンディション作りが大変でした」と、当初は階級を上げるつもりはなく、60kgのスーパー・フェザー級でやるのは一度きりのつもりだったと明かした。
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