【K-1】木村ミノル、和島大海には「余裕、くぐった修羅場が違う」
3月10日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナにて開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~K’FESTA.2』で、和島大海(23=月心会チーム侍)と対戦する、木村“フィリップ”ミノル(25=ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス)が都内にて公開練習を行った。
木村は、旗揚げから持ち前の剛腕とビッグマウスで注目を集め、2015年当時絶対王者として君臨していたゲーオ・ウィラサクレックに勝利。再戦でタイトルに挑戦するが1RでKO負けを喫した。2017年には初代ウェルター級王座決定トーナメントに出場するが、現王者の久保優太に完敗。またもタイトルを逃す。しかし11月の城戸康裕戦をきっかけに4連勝、2018年8月に塚越仁志に勝利して第6代Krushウェルター級王者となった。その後11月に、日本人無敗のジョーダン・ピケオーに挑むが惜しくもKO負け。今回が再起戦となる。
公開練習では右ストレートの連打、コンビネーションからの強烈な左フックをミットに叩き込んだ。現在のコンディションについては「良い感じです」とあっさりと答え、ピケオー戦に関して「日本人だったらカスれば倒れるところを海外の選手はこらえるので差はあった」と冷静に分析。
「今は持っている攻撃をさらに強くしたり、フィジカル面の強化であったりを徹底してやっています」とハードなトレーニングを積んでいる。対戦する和島に関しては「余裕でしょう。くぐった修羅場がはっきり言って全然違う」と言い放ち、「テクニックとスピードで翻弄して、最終的には自分らしくKOで仕留める」と意気込む。
同大会では野杁正明とジョーダンピケオーの試合も行われるが「ウェルター級で言うと、やはり野杁選手とピケオー選手はトップレベルの試合」と分析し「やっぱりミノルちげえなと思わせたら勝ち」だと話す。
記者会見で「今年はK-1の顔になる」と語っていた木村だが「それはK-1の枠を超えてですね。K-1の枠に収まりたかったら、面白いことをしてたらいい。会見や入場を頑張って試合ダサくてもいけるでしょ。でもそれじゃダメ。ファイターとして世界でトップにならないと。ピケオー選手に負けた時に強く思いました」と心境の変化があったようだ。
「過去にマラット・グレゴリアンやチンギス・アラゾフがK-1王者になったけど、日本では下の階級の選手たちがもてはやされた。俺の目標はグレゴリアンやアラゾフを日本のK-1に引っ張り出すこと」とあくまで最強を目指すと宣言し、「世界のトップから目を逸らすようだったら、格闘家を辞めた方がいい。タレントなり芸能人なりでチヤホヤしてもらった方が金になる」と熱い思いを語る。
最後に「K-1にはピケオーや野杁選手っていう強い選手たちがいて、この階級はもっと強い選手が出てくると思う。俺は前回ピケオーに負けて、このままだったら口だけだと言われる。だから今の俺は本気」と闘志を漲らせ「今回の僕のパンチは相当効くと思うので、楽しみにしていてください」とファンにメッセージを送った。
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