【ボクシング】第2の井上尚弥は育つ? 世界で進むボクシング低年齢層の開拓
日本人の限界を超越した強さを感じさせる「怪物」こと現WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(26=大橋)が誕生した理由には、彼の小中学生時代、15歳以下を対象にした全国大会文化が日本に生まれたことが一つ挙げられる。
こうした育成文化は世界的にも普及が目指されており、アジアでは今年8月1日から9日にかけて、アジア史上最も低い年齢(13歳と14歳)を対象とした『アジア・スクールボーイ選手権』を中東のクウェートで開催することが決まった。
対象は2005年と2006年生まれで、女子の競技は行わず男子のみで試験的に開催する。五輪ボクシングでは19歳以上は「エリート」、17歳と18歳を「ユース」、15歳と16歳を「ジュニア」と呼び、以前からヨーロッパでは13歳と14歳を対象とした「スクールボーイ」の選手権が行われていた。
アジアでは初のスクールボーイ選手権開催となるが、日本でもすでにこの年齢を対象とした『全日本アンダージュニア大会』などが存在するため、選手を派遣するだけの戦力は十分に備えている。ジュニアでの日本は、過去には高校5冠を果たした中垣龍汰朗はじめ堤麗斗、田中空ら、現在では東京五輪で金メダルを狙う選手たちがアジア・ジュニア選手権の優勝実績がある。
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