【空道】韓国の強豪が来襲、セーム・シュルトらに続く4人目の外国人全日本王者となるか
5月12日(日)、空道の全日本大会『2019北斗旗全日本空道体力別選手権大会』(愛知県武道館)が開催される。
空道とはフルコンタクト空手に源流を持つ大道塾が提唱する、スーパーセーフを着用しての打撃、投げ、グラップリングが認められる総合武道。
今回の体力別全日本は階級制となっており、身長(cm)+体重(kg)の身体指数と呼ばれる数値で5つの階級に分かれている。
今回の全日本大会では、ウンチョル・イ(韓国)が+260クラス(超重量級)に参戦。
イは、2017年のアジア選手権で日本のエース・岩﨑大河を後ろ回し蹴りで下し、昨年の世界選手権でも、優勝したロシアのコンスタンチン・カラウリヌイッフに対し、もっとも肉薄した選手だ。
重量級のエース・岩﨑大河は今回は欠場。日本人選手では、野球からの競技転向で、150キロの速球を投げていた強肩を活かし、ストレートでダウンを量産してきた世界選手権代表・目黒毅(大道塾多賀城支部)に注目だ。
目黒とイの対戦は、互いにバックギアなしの壮絶な打ち合いとなること必至。
これまで全日本大会での外国人優勝者は、ロシアのアレクセイ・コノネンコとアレクサンダー・べセルチャコフ、オランダのセーム・シュルトの3人。4人目の外国人全日本王者が誕生するのか。
また、その下の-260クラス(重量級)では、2015年・2017年の-250クラス全日本王者で、世界選手権でも-250クラス3位となった加藤智亮(誠真会館)が出場。
加藤は2015年の全日本空道体力別大会にて空道歴1年余りにも関わらず、セーム・シュルト以来、19年ぶりとなる“大道塾以外の団体からの全日本王者”となった。
加藤はキックボクサーとしても活躍し、J-NETWORKやWPMF日本でも上位ランキングに位置している実力者だ。
-260クラスの世界王者である清水亮汰は欠場するが、異種格闘技戦イベント『巌流島』でも活躍するベテラン・渡部秀一(大道塾岸和田支部)が出場。悲願の初優勝を目指す。
また-230クラス(軽量級)では目黒雄太(大道塾長岡支部)が大会5連覇目指し出場。
空道史上、全階級通じ同一階級の連覇としては、1993~1997年に同じく-230クラスでV5を達成した小川英樹の記録がこれまでの最多。目黒が今回優勝すれば、この記録に並ぶこととなる。
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