【空道】東塾長の義理の息子・清水亮汰が日本唯一の優勝をもたらす
国際空道連盟
「2018 第5回世界空道選手権」
2018年12月1(土)2日(日)愛知県体育館
▼260以下クラス決勝戦
〇清水亮汰(日本、大道塾総本部/2014世界選手権-250準優勝)
延長 旗判定4-0
●加藤和徳(日本、大道塾吉祥寺支部/2014世界選手権-260ベスト4)
昨年、空道創始者である東孝・国際空道連盟理事長(大道塾塾長)のひとり娘である由美子さんと結婚し、東理事長の義理の息子となり、今年6月には父親となった(生まれたのは男の子で東塾長にとって初孫)清水亮汰が、前回世界選手権出場時より、階級を一つ上げての優勝を果たした。
決勝は優勝候補筆頭であったアダム・カリエフ(プロMMAで連戦連勝を重ね、空道でも前回、前々回大会と世界選手権連覇)の後ろ回しを封じ込めて勝ち上がってきた加藤和徳との日本人対決であったが、受け返しを確実に重ねてのスマートな戦いぶり。
試合後には「子どもの頃からずっと競技を続けてきたので、これで一区切りとしたい。しばらくは休んで、その後、どうするか考えたい」と、23歳にして引退の可能性を匂わせた。
▼230以下クラス決勝戦(数字は身長+体重の数値=以下同)
〇ウラジミル・ミロシニコフ(ロシア/2014世界選手権U19 M-220優勝)
延長 旗判定4-1
●中村知大(日本、大道塾横浜支部/2014世界選手権-230優勝)
この階級、2009年第3回大会の決勝ではエドガル・コリャンが中村知大を下し、2014年第4回大会では、コリャンが決勝を棄権したため中村が不戦勝で優勝している。その大会での引退を発表したコリャンだが、大会後の共同記者会見時に、中村から決着戦を懇願され、4年後の再会を約束。
かくして今大会、両者は準決勝で相まみえることとなった。コリャンが豪快な投げを決めれば、中村はハイキックで顔面を脅かす。本戦、延長を経たうえで、中村に2本、コリャンにも2本の旗があがるまったくイーブンの展開の末、最後は主審が中村の勝利を宣告した。
こうして、日本人初の3大会連続世界選手権ファイナリストとなった中村。決勝でも残る気力を奮い立たせて右拳を振るうが、ロシアの新エース、22歳のウラジミル・ミロシニコフ(写真・青)はテンプルにクリーンヒットを浴びても、反撃を止めない。2回戦・目黒雄太戦でも、準決勝・谷井翔太戦でも、本戦で攻め込まれながら延長で競り勝っているミロシニコフは、決勝でも、中村を蟻地獄の巣に引きずり込む。投げの打ち合いで体力を消費した中村に速いフック連打を浴びせ、延長戦旗判定4-1で、世界王座を奪い去った。
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