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【K-1 KRUSH】王者となったレオナ・ペタス、K-1王座に向け発進「最高の舞台を作りたい」

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2019/09/18(水)UP

西京との再戦を制し7年越しの夢であるKRUSHのベルトを手にしたレオナ・ペタス(C)M-1 Sports Media

 9月16日(月・祝)東京・後楽園ホールにて開催された『K-1 KRUSH FIGHT.105』の一夜明け会見が17日、都内にて行われた。

 メインイベントでK-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級タイトルマッチに挑み、西京佑馬(18=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)を判定で下し新王者となったレオナ・ペタス(27=THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)が会見に臨んだ。

 2017年12月から5連勝(うち3KO)と快進撃を続けタイトル戦に漕ぎつけたレオナ。王者の西京とは2018年4月に対戦しレオナが判定勝利を収めていた。西京から見れば1年5か月ぶりのリベンジマッチとなったこの一戦に勝利を収めたレオナは「西京選手はチャンピオンだったので、前回とは意識も全然違って別人だなと感じた」と、王者としての強さを身に着けていたと振り返った。

レオナは「石の拳」から繰り出す攻撃力で序盤を圧倒、そのリードを守り切った

 前回の対戦では、レオナが後半に押し込み3-0の判定勝利。今回は西京に後半押し込まれ2-0の辛勝となった点を振り返り、「テクニックだったらやっぱり西京選手の方がちょっと上手いなと思った。気持ちで出るしかないと思っていたので、今回僕が勝てたのはやっぱり気持ちだと思っています」と、若き王者に競り勝てたのはベルトに対する執念だったとレオナは語った。

 今回の一戦に懸けるレオナの想いには並々ならぬものがあった。その理由の一つが闘病中の母の存在。「僕がこのベルトを獲る姿を少しでも励みにしてもらって頑張ってもらおうと思っていた」と、母への孝行にベルトが不可欠と考えていたことを告白。試合後にリング上でベルトを手渡したことを振り返り「ベルトを渡せてすごくよかった」と安堵の表情を浮かべた。また、普段から面倒を見てもらっているというトレーナーの半澤英俊氏、空手家のニコラス・ペタス氏に対しても「ベルトを獲って2人に感謝の気持ちを返したかった」と恩返し出来たことを報告した。

アマチュア時代に勝利しているK-1王者・武尊との対戦を見据え「最高の舞台を作りたい」と意気込むレオナ

 スーパーフェザー級王者となったことで、次の目標として話題になるのはK-1同級王者・武尊との一戦。アマチュア時代には武尊に勝利したこともあるレオナだが、「僕はK-1でそんなに実績を積んでいないし、今すぐに武尊選手とやりたいというのは無い」と、現時点では実績不足という自覚を告白。その上で「周りのヤツを全部倒して、誰にでも挑戦者として認められるようにチャンピオンとやるという最高の舞台を作りたい」と最高の挑戦者として武尊の前に立つ意気込みを見せた。

 2012年6月のKRUSH初参戦から実に7年越しの夢をかなえたレオナ。今後はKRUSHスーパーフェザー級の絶対王者として君臨する意志を見せる。「僕はこのベルトを誰にも渡すつもりはない。(KRUSH)スーパーフェザー級のチャンピオンは第9代で終わる」と、今後代替わりはないと宣言。「誰でも来い」と、来るべきK-1王座への挑戦の日まで全ての挑戦者を跳ねのける自信を見せ会見を終えた。

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