【K-1】卜部弘嵩がラグビー練習で闘魂燃やす「身体が痛くても走り続ける」
11月4日(月・祝)東京・日野自動車総合グランドにて、第2代K-1スーパー・フェザー級王者・卜部弘嵩(30=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が公開練習を行った。
卜部は11月24日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~よこはまつり~』の第3代フェザー級王座決定トーナメントに参戦する。
今回の公開練習は以前からラグビーにリスペクトがあった卜部自身のリクエストによるもの。卜部と親交のある日野レッドドルフィンズの元ラグビー日本代表・木津武士の指導のもと行われた。
まずはウォームアップを兼ねた間接視野を広げるトレーニングに始まり、スクラムマシンを使ってのダッシュ、伏せた状態とタックルを繰り返すトレーニング、タックルからボールを受け取ってコンタクトしながらボールを運ぶトレーニング、左右に並んだ相手に交互にボールを持ってぶつかっていくトレーニングなど4種目を体験して公開練習を終えた。
卜部は「1日3試合のトーナメントは怪我をするのが当たり前。毎回足が動かなくなったり、どこかが折れたり。その中で勝っていかなきゃいけないもので、ラグビーの選手もどこか怪我をして身体が痛いからと言って、試合を放棄することはないと思います。みんな身体が痛くてもすぐに走ってプレーをする。そういう面でメンタルも含めて刺激をもらいました」と初体験のラグビートレーニングから得るものは多かった。
木津は相撲・空手の経験者で「ラグビーは漢字で闘球と書くぐらい、格闘技の要素がめちゃめちゃある競技」と語る。共通点として「気持ちの部分は絶対必要ですね。フィジカルも大事なんですけど、やっぱり最終的には“絶対負けへん!”という気持ちです。ラグビーも身体をどんどん相手に当ててやらなやられる」とぶつかっていく気持ちが大事だと言う。
31歳の木津は卜部と年齢が一つ違いの同年代だ。15年のワールドカップイングランド大会には日本代表に選出されたが、今回は外れてしまった。木津は「悔しい気持ちもあるし、下からどんどん良い選手が来るんで、そういった選手に負けへんようにやるっていうのは多分(卜部と)同じだと思います。僕は年齢を言い訳にしたくないし、ベテランやからこそ出来ることもあると思う。そういった経験で若い選手をいなしていってほしいですね。僕も弘嵩が最後まで戦いきる姿を見て、4年後のワールドカップを目指したいと思います」と激励する。
卜部は今回のトーナメント出場選手のうち最年長だ。卜部は「僕は他の若い選手よりもたくさん経験してきたんで、そういう気持ちや経験を活かしてトーナメントを勝ちたいです。11月にK-1チャンピオンになって、来年1月から開幕するラグビートップリーグの試合を見に行きたいと思います」と王座を勝ち取り木津の活躍を見に行くと誓った。
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