2019/11/01（金）UP
（最終更新：2022/11/24 16:46）

魔裟斗がジョーダン・ピケオーと対戦する近藤魁成に実演アドバイス

　11月24日（日）横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~よこはまつり~』でK-1 KRUSH FIGHTスーパー・ウェルター級王者・ジョーダン・ピケオー（28＝オランダ）と対戦する近藤魁成（18=大成会館）へ、元K-1 WORLD MAX世界王者・魔裟斗（40）が1日都内で実演アドバイスを行った。

　これはインターネットテレビ局『ABEMA』におけるK-1の事前番組の企画として実施。魔裟斗から近藤への熱のこもったアドバイスの後、マスコミからの囲み会見に応じた。

魔裟斗は18歳の近藤の素質を高く評価、将来的には世界の強豪ひしめくミドル級への進出も期待した

　2018年3月にプロデビューしすでに5戦している近藤を見て、魔裟斗は「ローキックのカットの仕方やパーリングが上手い」と分析。ピケオー戦に向け「（ピケオーの）ジャブをバンバンもらってるとピケオーがやりやすくなる。それをさせないように、ジャブを打たれてもパーリングして打ち返したらやりにくい」とピケオー攻略のヒントを提示した。

　さらに魔裟斗は「打ち合いになるとパンチを大きく振る」とピケオーの弱点を指摘。かつて自分自身がアルバート・クラウス戦で見せたという「右フックをブロックした直後の左フック」が有効とし、自ら実演しながら近藤に秘策を伝授。近藤がKO負けした木村ミノルをKOしたピケオー攻略のヒントを贈った。

熱がこもった指導は囲み会見後にも及び、ピケオー打倒の秘策を伝授した

　短い時間ではあったが、若き挑戦者を熱心に指導した魔裟斗。現役高校生である近藤が持つ可能性を「年齢的にもまだまだ全然伸びる」と高く評価し、「10年後には（通常体重が）80kg超えてくると思うので、ミドル級でも活躍できる素質があるんじゃないか」と期待を寄せる。外国勢が支配する中重量級の第一線で戦い続けた魔裟斗はその世界の厳しさを誰よりも知っているが、「将来的には外国人を倒す日本人として楽しみ」と近藤の飛躍に太鼓判を押した。

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