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【ボクシング】タイソンvsジョーンズほか全対戦カード決定、異色の対戦も=11.29

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2020/11/27(金)UP

タイソンvsジョーンズ含め、メインカード4試合、アンダーカード3試合行われる

 11月29日(日・日本時間)に米ロサンゼルスのステープルズ・センターで対戦するボクシング元統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン(54=米国)とボクシング元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズ・Jr(51=米国)。

 現役を退いた50代による2分8ラウンドの“エキシビションマッチ”だが、注目を浴びるこのカードを含むメインカードは4試合、アンダーカードは3試合組まれている。

 タイソンは以前より、このイベントはチャリティイベントであり、誰もが楽しめるお祭り的な要素を備えるとし、異色なカードも用意している。

 また数日前にメインカードの一つでベラトールやUFCなどのMMA選手だったラシャド・コールターの相手がプロボクシング4勝無敗でラッパー&YouTuberのビタリー・ライリーから、元世界ヘビー級2団体制覇のハシーム・ラクマンの息子であるラクマンjrに変更になっている。メインカードの各選手を紹介する。

2千万人のフォロワーを持つYouTuberジェイク・ポールがタイソンと2ショット。NBAスターとボクシング対決する(@jakepaulより)

【メインカード】
▼ヘビー級エキシビション8R
マイク・タイソン(54=米国/50勝6敗)
vs
ロイ・ジョーンズ・ジュニア(51=米国/66勝9敗)
 ボクシング元統一世界ヘビー級王者マイク・タイソンとボクシング元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズ・Jrが対戦。両レジェンドがエキシビションながら初対決する。

▼クルーザー級6R
ジェイク・ポール (23=米国/1勝0敗)
vs
ネイト・ロビンソン (36=米国/NBA選手)
 2000万人の登録者を誇る人気YouTuberジェイク・ポールと、175cmと小兵ながらNBAスラムダンクコンテストで史上最多3回の優勝を誇る超絶レベルの身体能力を持つNBA界のスター選手ネイト・ロビンソンが対決する。ジェイク・ポールは、昨年12月にボクシングでYouTuber同士で対決、第1R 2分18秒 TKO勝利している。対するボクシングで初めてリングに上がるネイトは「お前のボクシングとやらを見せてくれ」とジェイクを挑発している。 

NBA選手ネイト・ロビンソンがミットを打つ(@naterobinson)より

 ジェイク・ポールがこのイベントに抜擢されたのは、ジェイクの兄でYouTuberのローガン・ポールとYouTuberのKSIが18年にアマチュアボクシング対決が大人気となったことに始まる。それが加熱し昨年11月にはプロボクシングプロモーターのエディー・ハーンがプロモーターを務め、ローガンとKSIともにプロライセンスを取得させプロボクシングで再戦を行うと大反響。批判的な意見も多かったが、これまでDAZNアメリカが中継したボクシングの歴代最高視聴者数を記録し、世界では19年のサッカーや野球がある中で視聴数は5位にランクインしている(同年1位は3団体統一ヘビー級タイトルマッチ、王者アンディ・ルイスJr vs前統一王者のアンソニー・ジョシュア)。この2人のYouTuberのファイトマネーがそれぞれ約9,800万円だったことも話題となった。
 今回の弟のジェイクとNBAスターの一戦も兄の対決同様に注目を集めている。

▼ライトヘビー級8R
バドゥ・ジャック(37=スウェーデン/22勝(13KO)3敗3分)
vs
ブレイク・マッカーナン(33=米国/13勝(6KO)0敗)

 ”切り裂きジャック”の異名を持つ元世界スーパーミドル&ライトヘビー級王者バドゥ・ジャックが登場。しかしジャックは、ここ二戦は判定負けしており2017年8月以来、試合に勝っていない。一方、対するマッカーナンは米国軍人としてイラク戦などを経験後に退役。ボクシングでアマチュアを経て16年にプロデビュー。プロ13勝(6KO)無敗を誇り、ここで元王者に勝利し世界に存在をアピールしたいところだ。

▼クルーザー級8R
ハシーム・ラクマンjr(29=米国/9勝(4KO)0敗)
vs
ラシャド・コールター(29=米国/4勝(3KO)0敗)

UFCに参戦してきたヘビー級のラシャド(ラシャドのtwitterのトップ画面

 元世界ヘビー級2団体制覇のハシーム・ラクマンの息子であるラクマンjrがUFCヘビー級に参戦してきたコールターと対戦する。コールターは14年から16年までプロボクシングで4戦を経験し3つのKO勝利。MMAでは9勝(8KO)5敗と高いKO率を誇る。ラクマンjrは身長191cmで9勝(4KO)無敗で3年前にプロデビューした29歳。父のように世界王者になれるか期待される。当初、コールターの相手はプロボクシング4勝無敗でラッパーでありYouTuberのビタリー・ライリーだったが数日前に欠場により急きょラクマンjrに代替えと発表になった。

【アンダーカード】
▼WBC米国ライト級シルバー王座決定戦8R
ジャーメイン・オルティス(13勝(7KO)無敗=米国)
vs
スライマン・セガワ(ウガンダ)

▼WBC米国(USNB)フェザー級王座決定戦8R
アービン・ゴンザレスJr(米国)
vs
エドワード・バスケス(米国)

▼WBC米国(USNB)ヘビー級王座決定戦8R
ジョー・クスマノ (米国=18勝3敗)
vs
グレゴリー・コービン(9勝3敗)

 なお、上記の試合の日本での放送はメインのタイソンvsジョーンズを中心に29日の昼12時より16時までWOWOWにて生放送される。

※WOWOWにテレビ視聴で加入すると、ネットでも視聴可能なWOWOWメンバーズオンデマンドも見ることができます。

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