【RISE】初防衛の寺山日葵、オープンフィンガーグローブに難色示すも「タイトルできるなら欲しい」
5月16日(日)無観客で行われた『Cygames presents RISE on ABEMA』の一夜明け会見が17日都内にて行われ、初代RISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵(20=TEAM TEPPEN)が会見に臨んだ。
寺山は[メインイベント(第12試合) RISE QUEENミニフライ級(-49kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R]に出場し、NEXT QUEENトーナメント2021を制覇し挑戦者に上り詰めたAKARI(17=TARGET)と対戦。得意の前蹴りと左右ローといった蹴り技を駆使しAKARIを寄せ付けず、3-0の判定で初防衛に成功した。
防衛成功から一夜明けた寺山は「負ければ地獄の格闘技で勝てたのは嬉しいですが、課題ばかりが残る試合。その課題を次に向けて克服していきたい」と、防衛の喜びよりも反省が先行している様子。今後に向けて改めて「死に物狂いでこの赤いベルトを守っていく」と王者としてベルトの価値を高める構えを見せた。
盤石の強さを見せた寺山にとって、気になるのは次の対戦相手だ。寺山は「トーナメント(昨年10月の「RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」)の1回戦で戦ったerika♡選手ともやりたいし、他の団体の選手とかもいますね」と、国内に数人の対戦希望者がいる模様。海外勢にも興味を示すも「もちろんやりたいけど、パワーやフィジカルの面で勝てない部分もあるので、レベルアップしていきたい」とパワー面に課題アリという見解を示した。
そのパワーに関する課題について寺山は「今年は懸垂を1回できるようにしたいし、腹筋も割りたい」と、現時点で懸垂ができないと衝撃の告白。しかし、それだけパワーに頼らない戦いができている点について「まだ技術もフィジカルも(完成度は)5%くらい」と、伸びしろ十分という認識も見せた。
ここで伊藤隆RISE代表が、今後の女子マッチに関する展望を発表。グローブのサイズを現状の6オンスより軽い4オンスの導入、さらには本大会で試験的に導入されたオープンフィンガーグローブの正式採用も検討するとした。
伊藤代表の下には、男子よりも女子からのオープンフィンガーグローブ導入希望が多いという。今後テストマッチを行い、安全面を確立できた後にはタイトル制定も考えているという伊藤代表。この言葉に女子へのオープンフィンガーグローブ導入に難色を示していた寺山も「タイトルができるなら欲しい」と意気込みを見せた。
秋には女子の後楽園ホール大会も計画中というRISE。寺山の防衛戦が行われるかは現時点では不明だが「女子格闘技を盛り上げたいですし、何よりRISE女子を盛り上げたい」と、寺山は女王として強い意思を示し会見を終えた。
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