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【RISE】寺山遼冴、ベテラン・京谷祐希は”通過点”「技術力を見て欲しい」ニックネームが”女帝の弟”は卒業へ

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2021/05/09(日)UP

寺山遼冴が公開練習を行った

 5月23日(日)東京・後楽園ホールで開催される『RISE 149』の「バンタム級(-55kg)3分3R延長1R」で京谷祐希(32=山口道場/同級5位)と対戦する、寺山遼冴(りょうが/17=TEAM TEPPEN)が公開練習を行った。

 寺山は、RISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵の実弟。17歳にして、DEEP☆KICK53kg王座を獲得するなどキャリアを積んでいる。戦績は6戦3勝1敗2分(1KO)。
 今回は、本来京谷と対戦する予定だった京介が左手月状骨折で欠場となり、代打で参戦することになった。

 同じく公開練習を行った姉の日葵からは「この間の最後の試合から成長してます。元々私よりセンスはあるし、1度言われるとすぐ出来る。負けてから気持ちが上がってるのですごく強くなった」と期待のコメントもあった。それを聞いて遼冴は「直接言われたことないので、素直に嬉しかったです」と笑顔を見せた。

 ニックネームでは“志高き女帝の弟”と言われているが、それについては「めちゃくちゃ嫌ですね。リングネームで“女帝の弟”みたいな感じなので、長くて嫌ですね」と語る。寺山遼冴としての魅力をリングで伝えていきたいところだ。

姉の日葵(右)にパンチを繰り出す寺山遼冴

 対する京谷は、24戦16勝7敗1分(10KO)のキャリアを誇るベテラン。現在2連勝中で、那須川天心との2度にわたる熱戦を見せた志朗とも、好勝負を演じている。京谷のようなベテラン選手と対戦するのは初めてという遼冴だが「普段とそんなに変わらないです。普通の選手とやる感じです」と特別な感情はない。

 京谷のファイトスタイルの印象を聞かれると「パンチが硬いなという印象」とパンチの質を警戒しているようだった。かなりの強敵という認識はあるが「そこを超えないと後がない。通過点です」と乗り越えるべき壁との認識だ。

雲梯(うんてい)のような棒にぶら下がる寺山姉弟

 昨年11月には有井渚海との対戦で、プロ初黒星を喫した遼冴。その試合を経て「自分のガードの甘さとか、足りないところを3ヶ月間くらいやって、元の練習に戻りました」と足りない部分を補強する練習に多くの時間を使った。レベルアップした自信はあるかと問われると「あります」と言い切った。

 遼冴の目指す先には、鈴木真彦の持つRISEバンタム級王座のベルトがある。そのためには、今回の試合でインパクトを残すのが、タイトルマッチへの第一歩だ。「技術力は他の選手よりあるので、そういうところは見て欲しいです」とアピールした。

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